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雑誌編集者を目指して、上京。
トラの穴で編集プロダクション生活をスタートさせたばかりの「のんちゃん」(23歳女子)に贈る
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超簡単 料理写真の見方

2015年1月22日 (木)

今日お目にかかった飲食店のご主人が、

ご自身で iPadを使って撮影した料理写真をいろいろ見せてくださいました。

これがとてもよく撮れてる!

ライティングまでされているのに感心して、伺ってみたら

「撮影に来たカメラマンさんと仲良くなって、いろいろコツを聞いて、自分でもできるようになった」

とのこと。素晴らしいですね。

 

 

仕事の写真の見方は難しくありません(「作品」はまた別次元です)。

ただときどき「写真の見方がわからない」と言われることがあります。

 

詳しく話すとひと晩中話していられるテーマなので、超簡単に

料理写真の見方(チェックの仕方)についてまとめます。

早い話が、同じ画角の、似たような写真を20点見れば、

どれがいいかなんとなくわかるようになってきます。

情報誌の、ラーメンばかりとか、パンばかりとか、同じ大きさの店内写真ばっかりとか、

そういうのを見ると比較がしやすいのでわかりやすいはずです。

 

【料理写真のチェックポイント】

・ピントはどこに合っているか

  浅いもの……わずかなところにピント。ほかはわりとぼんやり。ムードがある

  深いもの……全体にピントがきていてぴしっとした仕上がり

  雑誌によって方向性が決まっているので、確認を

 

・料理は明るいか、見やすいか

  明るいからといって、白っぽいものが白トビしているのはよくないし

  器の中の料理が真っ暗、なんていうのもよくないし

    ⇒雑誌(で使う紙)の特質によって、
     少し明るめがいい、暗めがいいってあるんです。

     取材のときはたぶんそこまで気にしなくても大丈夫かな。

 

・画角

  1点をセンター揃えで、器を切らずに揃えている以外、

料理2~3品の場合は、器をどんなバランスで置いているかチェックしてみてください

画角の善し悪しで印象は決まると思います

これも雑誌によって、寄りで撮るか(料理に迫る/勢いが欲しい場合)と

引きで撮る(料理をすべてフレームに収める/あとでトリミングしたい場合)

場合があるので、かならず確認を

 

・シズル感

  みずみずしい感じのことを、印刷用語で「シズル感」と言います。

  お料理がみずみずしかったり、ほわほわ感があったり、臨場感があるか

  たとえば付け合わせの生野菜はピン! ラーメンの海苔はピン!

  アイスは溶けていないことだったり……。

 

・いらないものが写っていないか(皿の汚れ、不要な水滴、背景のゴミ・汚れ、クロスのシワ)

ごくたまに「ぎゃー!」みたいなことがあるので、よくよくチェックして。

カトラリーに自分が写ってるじゃないか!! みたいなことは少なくありません

  最近はデータで仕上げるので、そういうミスはほぼ納品までに修正できるようになりました

 

・究極をいえば、写真は光りと陰です

  このキーワードを、見るときに意識するようにしてみてください

 

【まとめ】

取材で撮影に同行する前に、どんな写真を撮るかにあわせて

書店で雑誌をチェックしたり、ウェブでおいしそうな写真をチェックしたらいいと思います。

「どう撮ったらおいしそうか」を自分でなんとなくイメージしておくのが大事です。

 

知りたいと思ったら、冒頭のお店のご主人がなさったとおり
その道のプロ、フォトグラファーと仲良くなるのがいちばん早道。

現場でフォトグラファーに教えてもらったり、

時間がゆっくりしているときに「ちょっと教えてください」といって尋ねれば

きっといろいろ教えてもらえます。

 

私だって編集者になりたて、最初のムックを作るまでは

写真にライティングが必要なことすら知りませんでした。

というか「え、写真て、そんなに違います?」くらいなレベルでした。

だからみなさんもきっとすぐ身につきます、大丈夫。

 

でもね、いい写真を見ると、圧倒的にいいことがわかります、やっぱり。

1点撮影のカタログ写真でも、その差歴然です。

変な言い方だけど、撮る人が、

その料理にどれだけ愛着をもって撮るのかが
あらわれるんです、料理写真って。

 

 

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