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雑誌編集者を目指して、上京。
トラの穴で編集プロダクション生活をスタートさせたばかりの「のんちゃん」(23歳女子)に贈る
編プロ・トラの穴的 おこごと、仕事のコツ、ラクの仕方と、社会人的たしなみと。

順不同でまいります。
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年賀状

2008年12月31日 (水)

今年もようやく年賀状を書き終えて、新宿の郵便局の夜間窓口へ最後に持って行ったのは
30日の明け方でした。ぷはー。

宛名を書くときに忘れられない人がいて、わたしは今でも手紙やハガキの宛名を書くたびに
その人のことを思い出します。
鈴木六林男(むりお)先生。
西東三鬼に師事した俳人で、骨太な(というにはあまりに言葉が軽いけど)俳句を多数残されています。平成16年の12月に他界。

わたしの恩師のひとりです(もうひとりいらっしゃる。この話はまた今度)。
大阪芸大の教授で創作研究室の担当をしていらっしゃいました。
合同研究室に副手として勤務していたわたしは、
この方の強力なお誘いで、学科で出す文芸誌の編集を引き受けることになります(編集だけはイヤだったのだけど、断りきれなかった)。
あの経験がなければおそらく、今の雑誌編集者としてのわたしもいなかったでしょう。

普段はもの静かなおじいちゃまだったけれど、気骨、こだわりたるやものすごく。
その片鱗に触れて不思議な刺激を受け、20年経っても忘れてはいません。
芸術の「芸」の字は「藝」と書かねば誤りであること とか
しゃべるよりも作品を残せ。残す本の厚みで勝負しろ とか。そんなこと。
六林男先生に教えていただいたことのひとつに、宛名の書き方がありました。

なんのことはない。
住所を書くときに、住所の「天」よりも相手の名前の「天」を上に書け、というものです。
「住所よりも名前が大事や。当たり前やないか」とのことでした。なるほど。
というわけで、教えを忠実に守り、
今も、ほとんどの宛名は、住所よりも名前を上、もしくは天を揃えて書くことにしています。
ちなみに「様」を飾り文字にしなくなったのも、この方の影響と思います。

さて、ゼロハチ○の年賀状は、毎年、大阪のデザイン事務所の「ピクト」さんに作っていただいています。
今年はアップしていただいたデザインを拝見しながら、コピーをつけちゃった。
それほど素敵なデザインでした。
山本社長、石井さん、ありがとうございます(石井さん、二度手間かけて、ごめんなさい)

来年の年賀状も、素敵なのを、ひとつよろしくお願いします。

印刷の年賀状ならとくに、どこかひとつは手書きを加えたいところです。
宛名も印字ラベル(もしくはダイレクトプリント)、裏面も印刷じゃあ、
ダイレクトメールと変わりありませんから。
いくら社用といっても、味気ない。寂しいですね。
手紙というからには、手間暇が大事だと思います。

それから、もう、基礎中の基礎で恐縮ですが
1 切手はまっすぐ貼ること。
2 宛名のラベルもまっすぐ貼ること。
3 宛名はフルネームで書くこと。
4 部署名等々、省略しないこと。 社名に省略記号を使わないこと。
5 お名前の誤字・脱字、もってのほか。  以上。

基礎中の基礎で本当に申し訳ないのですが
過去に、子どもたちの作業の仕上がった年賀状を見て
「やり直しっ!」とテーブルをひっくり返したこともあったので、挙げてみました。
そんなこと言って
「ちょっと、名前まちがえてんじゃん」みたいな恥ずかしいことをしていたら、
ほんとうにごめんなさい。

さ、2009年の年賀状プロジェクトも、もう始まるわけです。
来年こそは、美しい、左うちわの年末を。ぜったいに。

ねっ、のんちゃん。

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