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雑誌編集者を目指して、上京。
トラの穴で編集プロダクション生活をスタートさせたばかりの「のんちゃん」(23歳女子)に贈る
編プロ・トラの穴的 おこごと、仕事のコツ、ラクの仕方と、社会人的たしなみと。

順不同でまいります。
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白い杖を見かけたら

2008年7月 6日 (日)

今日は、編集者としてとか、仕事をする上で、という以前の問題です。
もしもあなたが駅で、白い杖の人を見かけたら、迷わず手を貸してほしいと思います。
「恥ずかしい」とか「逆に迷惑なんじゃないか」とか考えるより先に
確実に動いてほしいと思います。躊躇・遠慮はこの際どうでもよろしい。
白い杖は、あなたに対するSOS。
とくに駅や横断歩道では、彼らは助けを求めたいのです。
助けられる相手は、もちろんあなたで構わない。

白い杖は「目が見えない」ことのアピールです。
アピールです。妊婦が「妊娠してます」バッチをつけるのと一緒。
フォローが必要なのです。
いくら通い慣れた通学路・通勤路でも、人の多さに勘が狂うことも多く、
また人の流れは障害物競走にも似て、とにかく歩きにくい。
健常者のサポートが不可欠です。
あなたのすべきことは、彼ら視覚不自由者が階段を安全に登れるように、
ほかの乗客と一緒に電車を待てるところまで、アテンドすることです。

声をかけるときは「一緒に行きましょう」「さ、一緒に行きますよ」でいいと思います。
手をつなぐのはよろしくありません。不安定です。
あなたの肘のあたりを持ってもらうか、肩に手をかけてもらうか、どちらかがいいでしょう。
階段の始まりには「はい、階段です」とか伝えてあげると親切だと思います。
同じように終わりには「最後の段ですよ」とかね。
ホームに着いたら、できれば「何号車がいいですか」まで聞くこと。
目的の車輌位置までアテンドして、彼(彼女)がほかの乗客と並べるようにします。
もしもあなたと車輌が違っても、
そこから先は、その車輌の乗客が車輌への乗車をきっとフォローしてくれます。
それまでのあなたのアテンドを見ているから、やりやすいのです。

これはもう善意とか、親切とか、そういうレベルの話ではなく、
日常的な普通のこととして、白い杖を見たら即座に行動していただきたいことです。
あなたが誰かを助けることがあれば、
あなたがつらいとき、誰かの手を借りることもきっとある。
特別なことだと思わずに、躊躇や検討、遠慮する前に、まず手を貸すこと。
これがいちばん大事。

視覚障害者に限らず
たとえば松葉杖で駅の階段を登る人がいて、もしもその人が荷物を持っていたら
荷物を代わりに持つくらいのアテンドをしましょう。
だれも「盗られる」とは思いません。それよりも先に困っていますから。
つきなれない「松葉杖」で「階段を登る」だけでもたいへんなのに、「荷物まで」あるんですから。
もしも見知った人がいたら、必ず荷物を持ってもらうに違いないのです。
もしもあなたが松葉杖経験者なら、このハードさ、きっとわかると思います。

あとは横断歩道の車いすも気をつけてほしいところ。
自分で動かすの、車いすって結構たいへんです。
交通量が多いところではわりに危ないのです。
ただ電動車いすなら話は別。これは触るほうが足手まといになりますから気をつけて。
手動で車輪を回している人を見たら、フォローすべきと考えましょう。



困っているときはお互いさま。
それはもうほんとうに。
もしも相手の困ったところを察することができるなら、極力解消するように努めましょう。
聴覚障害のある人になら、聴こえるほうの側から話しかけるとか。
どちらが聴こえやすいのかは、話を聞くときに顔が傾くのでわかります。
ただ、たしかに視覚障害者ほどはわかりやすくはありませんね。
けれど、ゆっくり、滑舌よく話すだけでも、かなり聞き取りやすくなり、会話がスムーズになるのです。

特別なことじゃなく、あなたが普通にできることを、普通にやるだけです。
それは健常者の義務でもあると思います。
……健常者、という言葉には若干「?」と思わないでもないですが、それは置いておいて。
なにか不自由を抱えている人に対して、少しだけ敏感になっていただきたいと思います。
そしてもしも「DO」に対して、遠慮や躊躇があるのなら
「言ってる場合じゃない」ことを、どうぞ認識してください。

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