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雑誌編集者を目指して、上京。
トラの穴で編集プロダクション生活をスタートさせたばかりの「のんちゃん」(23歳女子)に贈る
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HOW TO 結婚式の実例取材

2008年7月20日 (日)

ブライダル雑誌の編集者ですから、結婚式の取材は日常といってもいいほどです。
たくさん拝見して、空気を吸って、新郎新婦が今なにを感じているか、考えているかを
感じ取ることがいちばん大事です。
もちろん、記事にすることがほとんどですが、記事以外にも、
こちらの血肉になることは山ほどあります。
そこであなたの感じたことすべて、次の企画になっていくのですから。

今回は、結婚式の実例取材のノウハウについてです。


【やること】
挙式リハーサルから披露宴のおひらきまで、本番の挙式披露宴に立ち会います。
とにかく見て、空気を感じ取ることがいちばんです。
雑誌的に考えて、その挙式披露宴のアピールポイントはなんなのか。
どのシーンをメインカットにするか、頭のなかで実例のページのサムネールを
組み立てながら、見学します。
大切なのはこの日、本人や関係者に「取材しないこと」。新郎新婦・会場スタッフの
負担になるようなことは一切行いません。
とはいえ、世間話の範囲で拾える話は多いです。

挙式披露宴の取材の基本は「共感」。これがいちばん大事なことです。

【取材の流れ】
1事前に
○必ず平日にあたる前日(日曜挙式なら金曜日)に、会場側に日時の最終確認を行う。
○カメラマンさんに、挙式披露宴の進行表を送る。待ち合わせ場所・入り時間の指示。見所を説明。
 欲しい写真や、強調したいイメージ(「アットホーム」「ゴージャス」などを伝える)。
○服装は、結婚式にいておかしくない準正装であること。撮影者も要スーツ。必ず前日に確認を。
○基本中の基本。掲載号の発売日、発行部数は即答できるようにしておくこと。

2訪ねる
たいていは現場に直接入ります。挙式リハーサル現場に直接お訪ねすることも多いです。
どのようにアプローチするかは、会場によって異なるので、臨機応変に。
当日は、まず会場担当者にご挨拶。次に新郎新婦へご挨拶。両家のご両親へも欠かさずご挨拶します。
新郎新婦およびご両親へは「本日はおめでとうございます」から入ること。
このときにカメラマンの紹介も忘れないでください。

「本日はおめでとうございます。おめでたい日に取材にご協力いただき、どうもありがとうございます。
わたしは取材をさせていただく【媒体名】の○○××です。こちらはカメラマンの△△□□さんです。おふたりを中心に、お邪魔にならないよう、たくさん撮影させていただきます。
またお客様のお写真も撮影させていただきますが、写ると具合が悪い方がおいででしたらお知らせ下さいませ(たいていはありません。もしくは司会者に、宴席の途中で、取材の旨を伝えてもらうという手もあります)」
※「写真、もらえますか」と訊かれたら、「本をつくる作業が終わったあとで、データをまとめてお渡しいたします」と伝えます。

【必ず挨拶が欠かせない会場のスタッフ】
会場の担当者(プランナー)……当日は不在のこともある
キャプテン(その披露宴の責任者)……披露宴のキーマン
会場側のカメラマン・ビデオマン……必ずカメラマンを紹介して面通しする。トラブル防止
司会者……新郎新婦の旬の情報をもっとも集めている人。進行に関しても詳しく教えてくれます
介添人……じつは陰のタイムキーパーであることも多い。仲よくなると、撮影時間をきちんとくれたり。
司式者……挙式リハーサル前後にご挨拶。このとき撮影禁止の場所・時間帯を確認すること。

【宴席前】
挙式が済んだら、ひとあし早く完成した披露宴会場に入ります。
○会場のセッティング、空間コーディネート、席札やメッセージカード、受付周りなど、
 空間とブツを撮影。

【宴席中】
進行中は、カメラマンにおまかせします。もちろん、「なに撮影してほしいか」を伝えておくのは大前提。
○「ここが欲しい」と思ったカットは、撮ってもらうように指示を出します(MEMOなどでさっと渡す)
○いい写真が撮れそうなとき、肝いりの進行がある場合は、カメラマンに伝えてください。
○取材者のあなた自身が邪魔にならないように、たとえばレンズがこちらを向いていたら
 写らないようにしゃがむなど、たえず写真を気にしてください。
 先方が手配しているカメラ・ビデオにも気をつけること。おふたりのオーダーした写真やビデオの画角を、
 あなたが邪魔したものが残ったら、シャレになりません。
○取材者は会場の邪魔にならない場所に立っておきます(料理のサービスが大きく移動しますので、
 ぶつからないようにくれぐれも気をつけること)。
○長時間ですが、決して壁にもたれないこと。だらしなく見えますから、絶対にもたれてはいけません。
 だらしなく見える人がひとりいることで、婚礼の雰囲気を落とすのです。
○会場のスタッフに間違われることも多いです。進行やトイレの場所を訊かれることも多いはず。
 自分でわからないことならば、「会場スタッフではございませんので、少々お待ち下さい」と言って、その場でスタッフをご案内すること。
 トイレの場所など、わかるものはご案内すること。「わかりません」で終わらせてはいけません。
 ゲストには取材者など関係なく、○○さんの婚礼という頭しかありません。
 取材者がその空間のサービスの質を落とすようなことがあってはいけません。
○進行中は率先してしっかり拍手をすること。親戚の人になったつもりで臨むこと。

【お色直し】ケースバイケースで移動します。
○残って、余興や料理が面白くなりそうなときにはそれを撮る
○お色直しについていく(休憩中の新郎と話をすると、結婚式の輪郭が見えます)
○美容着付室にはほかのお客様もいらっしゃる手前、入ってはいけないことも多いので注意。
 またブライズルームの場合でもお着替えがありますから、入室の際はかならずひと声かけることを忘れずに。
○花嫁様と話すときには、必ず褒めてあげてください。
 ドレスとか、ブーケとか、手作り風のなにかとか。取材然としたものではなく、普通の会話として。
 ノートでメモると取材的に見えます。あくまでもネタは世間話でつかむ。
 メモは話し終わったあとに、こっそり残す。その場では書かないこと。
 「バタバタしているのに取材どころではない」印象を残してしまったら、アウトです。
○ケースバイケースですが、そんな世間話で、お友達から、それからご両親から、
 ネタが拾えることもあります。ご両親にもまず、新郎新婦を褒めることから入るといいですね。

【おひらき】
おひらきの立礼も撮影しますが、ひととおり終わったら、最後にご挨拶の列に混じって、新郎新婦とご両家に挨拶します。
このとき、トリは会場スタッフになるように気を配る。
会場スタッフにもご挨拶して、その場をあとにします。


お疲れ様でした。

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