雑誌編集者を目指して、上京。
トラの穴で編集プロダクション生活をスタートさせたばかりの「のんちゃん」(23歳女子)に贈る
編プロ・トラの穴的 おこごと、仕事のコツ、ラクの仕方と、社会人的たしなみと。
順不同でまいります。
つまみ読み、どうぞ。
私が編集者になりたての1990年はバブルの終わりで
編集経費が潤沢にあることこの上ない時期。
当時を知っている人と話をしていると豪快な思い出話がたくさん飛び出してきます。
深タク(深夜タクシー)をいかに普通に使っていたかとか(もちろん全部経費)、
手厚い夕食と夜食(もちろん経費)、
アフリカ取材のときに、現地でアフリカ象を買って経費で落とそうとしたとか(おそらく撮影経費)、
女の子の情報を集めたいからテレクラでリサーチし、その分を編集経費で落とすとか、
とか、とか、とか…。
そういうことに目くじら立てる人は少ない、おおらかな時代でした。
私の1990年は
「国際花と緑の博覧会(花の万博、または花博)」の催事広報室に出向し、
広報誌と催事記録集を制作していた頃。
スタッフ参加のパーティのじゃんけんゲームで運良く勝ち残り、
10万円のゲンナマを獲得しました。
広告代理店関連の上司たちがみなさん、羽振りよく、お金をどんどんのせるので
賞金があれよあれよという間に上がっていくんです…。
そのお金で購入させていただいたタンス(下写真)は、今も大事に使っています。
たしか私の出向料は40万円くらいで、出向元の編プロからもらう私の給料が
当時は12万円くらいだったと思います。休みはほぼなし。
安いけど、前職の大学副手と比べると、それでも雲泥の差だと感じていました。
「効率のいい子」だったわけです(汗)。
飲食情報ムックの黎明期の制作経費もなかなかです。
500軒ほどの店情報がカセット形式で掲載するスタイルで
A4変形120ページで、創刊時の製作経費は2000万円くらいだったそうです。
今では当たり前になっている、情報をフォーマット化して掲載するスタイルが
当時はとても新しかったのです。
私が担当していたブライダル誌も、創刊時はたしかA4変形120ページ
1600万円のギャランティだったように記憶しています(1993年)。
私の担当分で編集経費が超越していたのは、
ファッションクリエイターの連載(女性誌)で、
2ページで90万円(1994年)。
現在も大河ドラマや映画、演劇などの第一線でご活躍のベテランスタイリストさんで
東大の赤門前にハーレー2台を置いて、外国人女性モデルを5人投入、
もちろん著名なフォトグラファーをブッキング。
みなさんのギャランティと、ハーレーのレンタル料、ロケバス、食事の手配、諸経費で、
しめて90万円、どーん。
最初は赤門前じゃなく、「日光東照宮で撮影したい(ハーレーと外国人モデル持ち込み)」がご要望でしたが
日光東照宮からの許可はいただけませんでした、残念(ほっ)。
だって日光東照宮がロケ地な ら、さらに経費はアップしていたはず…(大汗
編集経費もバブバブしていた華やかな時代でした。
あれからもうじき30年。
時を経て、やがて忘れられていくことなので、残しておこうと思いました。
バブルから出版不況まで余すことなく味わえるのは、奇特なことじゃないかしら。
私のもう一方のblog「ニュースがエンターテイメント」は
もともとニュース好きな自分が、気になったニュースを残したくて始めたものでした。
最近はニュースネタのアップがぐんと減り、タイトルの由来さえもナゾですが(そもそも最近更新していませんが)。
減っているのはモヤモヤがあるからです。
そんなモヤモヤのひとつを解消すべく、気になっていたことを調べてみました。
…今さらですが。
ニュース記事に対してブログでリンクを張ることはいけないことなの?
やってもいいならどうしたらいいの?
ニュースとSNSという点ではここ数年、
写真の盗用や、著作権侵害が話題になることが多かったです。
キュレーションメディアの著作権侵害も取りざたされました。
しかし、制作者を明らかにしてリンクを張るということは、
著作権の侵害とは問題が少し異なります。
「他人のサイトにリンクを張る行為は著作権法違反になるか」を検索すると
無断でリンクを張ること自体が著作権侵害とされることはほぼないものの、
誤解を生む表現をしたり、
それでがっつりお金を得るようなあこぎなことを図ると、クロとされるようです。
このへんは、検索で、各法律事務所の見解がいろいろ出てきます。
また、経済産業省の「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」PDFにも、検索で辿り着けます。
300ページ以上のオオモノですが、中にリンクについての記述があります。
ただしこれは「ニュース記事」と限定したものではありません。
リンクを張ること自体のモラル&マナーといった認識でしょうか。勉強できます。
こうしたベースがある一方で、新聞、TV、ニュースサイト側では
ニュース記事の「リンク禁止」としているところがあります。
ここ。「NO」だとする会社があることが、リンクを張りたい側の問題です。
しかも、各社で見解が異なることが問題を難しくします。
なぜなら、決定的に「NO」なら、そもそもやっちゃいけないわけで。
つまり、A社は「一切のリンクは禁止」 、
B社は「リンクはご自由にどうぞ」と、
かなり温度差があるわけです。
※「ご自由に」の場合ももちろんモラルは大事です。
マナーとモラルは気をつけましょうね。
日本新聞協会の見解は厳しいです。
「ネットワーク上の著作権について」の下のほうに
「新聞・通信社が発信する情報をご利用の際は、必ず発信元にご連絡ください」
とあります。なるほど。
ファックスで情報掲載確認をしていたような、前時代的な気がしないでもないけれど、
発信元に問い合わせておけばまあ問題はクリアできると解釈できます。
発信元に逐一確認する前に。
各社のニュースサイトなどを探っていくと
「サイトポリシー」や「リンクポリシー」にリンクについての
不許可、要問い合わせ(=無断リンク禁止)、
リンクフリーだけどトップページのURL掲載希望、リンクフリー など
いろいろ載っているので、参考にされるといいと思います。
もしかすると手数がひとつ減るかもしれない!
前述しましたが、各社の温度差には結構驚きます…。
つまり、そのニュースにリンクを張るなら、
配信元の「サイトポリシー」や「リンクポリシー」を確認し
不許可 → リンクしない。絶対に。
→ 各社サイトに掲載の問合せ先に
というか、私はこれで進めてみて、叱られたらまた考えよう。
もちろんリンクOKのところは、そのまま進めますが
記事に直接いくリンクだけじゃなく、トップにリンクするURLを載せると喜ばれます。
(ブログ側読者を思えば、トップ記事リンクはひと手間多くて歓迎できない)
じゃあ、併記の方向でどうでしょう、と考えています。
みんなが気持ちのいい作り方を考えたいですもんね。
OKしてくださるなら、こちらも少しでも相手のメリットになることをお返ししたい…。
ご存知の通り、デジタルメディアの情報は、時流でどんどん変わります。
「違うよ」「もう変わったよ」
みたいなことがあればどうぞ教えてください。
リンクの問題はさておき。
ネタ元のニュース記事がたちまちネットから消えてしまうの、
なんとかしていただけないですかね…。
もう少し長く残してほしいな、ニュース記事。
※もう一方のブログタイトルに似た名前のモデルエージェントが台頭しているじゃありませんか…(汗
あまりにも久しぶり更新で恐縮です。
日々、変化の流れが速すぎてびっくりぽんであります。
私の仕事のスタイルもずいぶん変わり
体力温存を最重視し、とにかく荷物を減らす方向で進めております。
以前は持ち歩いていたノートPCの出番もすっかりなくなりました。
代わりに、持ち歩きはiPhone+iPadが基本で、
あとはキーボード(REUDO )が必須。
REUDO の折りたたみワイヤレスキーボードは
iPhone、iPad、どちらにも使え、4台までペアリング機能があるので
一度認識させておけばその後はサクサク作業ができちゃう。
私には手頃な大きさで、このキーボードだとタッチタイピングが
しやすいというメリットもあります。
スマホによっては非対応の機種もあると思うので
購入前にリュウドサイトをチェックするのをお忘れなく。
これらのツールがあれば、原稿を書く、校正する、企画書を書く、
くらいのタスクは
余裕でこなせます。
しかもいつも携帯できるくらいの質量なのもいい。
さらにストレイジとかドライブをうまく使えば
事務所でなくても、ほぼ同様のパフォーマンスで仕事ができるかと。
いい時代です。
コンビニがあるところなら、iPhoneのアプリで
印刷もラクにできます。
事務所が「窓10」なので、ドライブはOneDriveが基本です。
使ってみて実感しましたが、窓7から窓10のバージョンアップは
OneDriveをユーザーのデフォルトにしたかったからなんじゃないかと思っています。
Wordの進化もOneDrive的ですよね。
OneDriveで、どこにいてもベースのPCのデスクトップが
共有できるのは非常に便利。
全くストレスなく、荷物は最小限に、
月の半分近くを東京以外で仕事をする今日この頃であります。
ちなみに
○OneDrive使い始めてから、Googleドライブの出番が
ほぼなくなりました。
○外でOneDriveにアクセスできなかったこともあって、これは課題。
○当然なんでしょうが、Office系のアプリにはめっぽう強いけれど、
シンプルテキストは文字化けして読めません。これって新鮮。
○ファイル名をかな文字にすると大化けします(悪い意味で)。
英数文字にしましょう。
○超余談ですが、検索時に「窓10」と入力すると、
ちゃんと「Windows10」の情報を出してくれます。
○どこかアナログな私は、iPhone用USBも2社の製品を試しましたが、
相性が悪く、使わなくなりました。ドライブ頼りです。
それでもやはりとてもいいiPhone用USBがあるなら、
試す価値はあると考えます。
Appleさんが出してくれたらいいのに!
○メーラーは長く「Outlook」愛用者でしたが、決別し、
Gメールに乗り換えました。
何カ所かで作業するなら、Gメールの仕事率は非常に優れていておすすめ。
メインアカウントは、以前からのものをそのまま使っています
(Gメールアカウント以外)。
この使い方だと、やりとりする相手に「えー、フリーメールソフトで送ってんの?」と
思われることもないかと。
もっとも、そのリアクションも古いんじゃないかと思うけど、どうでしょう。
文字が大きくなったでしょ?
2年ぶりの進化であります。
在りし日の熊本城
本丸前(熊本城公式サイトより)
1607年、清正公さん(せいしょこさん)こと加藤清正築城。
西南戦争の戦場となったことでも知られる。西郷さんに
「おいどんは官軍に負けたとじゃなか。清正公に負けたとでごわす」
と言わしめた、それは堅牢なお城。日本三大名城のひとつでもある。
その熊本城が、熊本地震で甚大な被害を受けた。
熊本城は石垣修復に350億円(文化庁試算)建造物の被害状況はまだわからないそう。
朝日新聞デジタル(リンク)
復旧には20年かかるのではないかといわれている一方で
先日出席した、「第1回 九州魅力発掘大賞 表彰式」では
「20年と言われるのなら、10年でやりとげたい」という力強い声を聞いた。
熊本城の観光ボランティアガイドである「くまもとよかとこ案内人の会」吉村徹夫会長だった。
「実は熊本城は被災と復旧を繰り返してここまで来た。
江戸時代には地震で3回、風水害で6回被害を受けて、
そのたび清正公さんの建てた通りに修復している。
江戸時代から大切に保存してきたからこそ、現在の熊本城がある。
今回の地震で大きな被害を受けてしまったが
先人に恥じないように、私達も清正公の熊本城を守り、しっかり修復していきたい。
そして力強くここから復活していく熊本城を、たくさんの人に見てほしい。
私達が心をこめて、その修復する過程をしっかりガイドをするから」と、吉村会長。
熊本城公式HP ※一口城主制度の詳細あり(リンク)
くまもとよかとこ案内人の会(リンク)
※無料だが、ガイドの交通費2000円は必要。3日前までに要予約
熊本県への義援金一覧(熊本県公式サイトより)(リンク)
表彰式の会場のモニターで、傷ついた熊本城が映し出されるのを見て泣けた。
熊本地震のニュースで、大怪我をした熊本城の映像が映し出されると、そのたび涙腺崩壊。
何度見ても泣けてきちゃうことに、はじめは自分でも驚いていた。
私自身も熊本出身だが、家族の中でも、私が実際に熊本に住んだのは生後1年間だけ。
各地を転々として育っているので、故郷と呼べる場所はない。
1年しか住んでいないから、「熊本出身」というのも気恥ずかしいような、後ろめたいような。
なのに、はからずも今回の地震で、自分の中に流れる熊本の血を、強く意識することになった。
震災の被害映像を見るとつらさや苦しさを感じるのはみんなそうだと思う。
東北の地震のときもそうだった。TVを直視できなくなる。
でも、それともちょっと違って、体の奥がえぐられるような痛みに近い。
その痛みについて、実家の母(熊本出身・大分在住)に尋ねてみたら、当たり前だと言われた。
「熊本城は私達の象徴だもの」そんなことを言った。
熊本城が自分のアイデンティティになっている、それならわかる。
父も母もお城とともに暮らしてきた人だし、
兄は婚姻のときに決める本籍地を、熊本城の住所にしたような人だし。
自分は1年しかいなかったので、そんなに縁深くはないと思っていたけれど
どうやらそんな問題ではなかったことに半世紀経って気づいた。
先の吉村会長の話を聞きながら、泣けるのをぐっと我慢していた。
そう。熊本はきっと蘇る。かならず元気になる。
そしてお城も、きっと大怪我から立ち直る!
そういえば、東京に来たとき、「清正公前」という交差点の看板を見て驚喜した。
「せいしょこさん、東京にも名前が残ってるなんて、すごーい!!!」
今年のぼした祭り(「藤崎八旛宮秋季例大祭」)は開催されるだろうか。
こんな時だからこそ開催されるといいな。
プレス発表会に参加させていただきましたのでレポートします。
ホテル
インターコンチネンタル 東京ベイのファインダイニング ラ・プロヴァンスで
7/15(金)~8/31(水)まで展開する夏メニューの試食会です。
今関一久料理長が「今年は昨年を上回る猛暑らしい」という報道を受けて
料理の持つ癒しの力で、体にやさしいメニューを考案したのが今回の夏メニュー。
冷房でつめたく冷えてしまう体を温め、元気にしてくれる料理が並びます。
忘れないように、まずは気になる料金を……
「夏を楽しむヘルシーサマーフレンチ」(すべて税・サ料12%別)
ランチ平日3619円~、土日祝3949円~
ディナー平日6476円~、土日祝7065円~
※値段によって含まれる料理が異なります。より利用しやすいように、価格に幅を持たせたそうです。
【コース料理の中から試食は以下のとおり】
○食前酒
アイスシャンパン 「ブーブクリコ リッチ」
“野菜やフルーツを入れてシャンパンとのマリアージュも楽しめます”とのことですが
お酒が1滴も飲めないので、お味がレポートできません。ごめんなさい。
参加したみなさんは、意外な組み合わせを楽しんでいらっしゃいました。
ほかにロゼワインもおすすめだそうです。プロヴァンス地方では、夏の定番はロゼなんですって。
○前菜
パレット・アート・オードブル
同店のシグネチャーメニューでもある、前菜の「パレット・アート・オードブル」は
さながら陰陽五行を意識したかのような酸味、苦み、旨み、甘味、辛み、
さらには滋味とえぐ味もプラスして、7種の味覚が勢揃い。
7種類! 7色、虹色の味ですよ! ワクワクしながらひとつ、またひとつといただきます。
これだけでいただいても非の打ち所がありませんが、さらに
好みで使えるように2種類のソース(レモンエピスシャンティとグリビッシュソース)と
2種類の塩(竹炭塩とヒマラヤピンクソルト)が彩りとして添えられ、心ニクイ限り。
○メインディッシュ
鶉(うずら)のファルシ フォアグラとフランス産キノコのリゾット 生姜風味のソース
秀逸でした。誤解を恐れずにあえて言うと
極上リゾットの海苔巻き寿司、みたいな感じ。サプライズ感がハンパありません。
周りを見渡して少し悩み、ええい、食べちゃえ!
と
一切れまるごとお口の中へ(多分お行儀悪いと思いますが!)。
キノコの豊かな風味とフォアグラのバランスが素晴らしく
しっかりした味付けの鶉が、それらをふんわりまとめる感じ。
食べ終わるのが惜しいくらいのひと皿でした。
あれ、海苔巻きみたいにぱくっとひと口でいくのが、いちばんおいしいと思うなぁ。
○アヴァンデセール
エルダーフラワーとカモミールのハーブジュレ
さっぱりした甘味と、マスカットのさわやかな香りで、お口がさっぱり。
オールマイティな薬効で女性に大人気のハーブ、エルダーフラワー。
こういう食材をさりげなく取り入れるところが
オンナ心をわかっていらっしゃるなと思います。
そう。このコースは、女性の気持ちがグッと上がる構成となっているんですね。
○グランデセール
木イチゴとチョコレートのガトーミルフィーユ
ブロンドチョコレートのムース
ピスタチオのアイスクリーム
デセールはどれも濃厚なお味。締めにふさわしく、満足感が高いです。
料理長のメッセージが書かれたプレートに心つかまれます。
ファインダイニング ラ・プロヴァンス 今関一久料理長。
こちらのホテルはどのレストランでも美と健康を意識したメニューが楽しめますが
医食同源さながらに、食材を学ばれているのに感服いたします。フランス料理なのに!
そんな努力があるからこそ、ヘルシーフレンチが叶うわけですね。
【ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ のこと】
2011年にツカダ・グローバルホールディングの運営となり
2011年には婚礼件数が330件/年だったのが、
2014年には840件/年という、ものすごい数字をたたき出しています。
つまり、非常に勢いのあるホテルだということです。
勢いがあるということは面白いということ。
だから、企画されるフェアやプランなどにパワーがあります。
そして、完全に女性仕様のホテルなのもうれしいところ。
おっさんやキッズの天下になることなく、女性が心おきなくゆったりくろげるホテルです。
そして「恋愛仕様」といっても言い過ぎではありません。だから、ウエディングも元気!
女性の心をつかんでいるという点では、
「イベントレストラン
森のビアガーデン by InterContinental Tokyo Bay」。
今年も7/1にオープンしました。
まるで森の中にいるような気分にさせてくれる
東京ベイの夜景を楽しめるバンケットで、汗をかかず、エレガントにビールを楽しむひととき。
ヘルシー・ビューティ・フレッシュと三拍子揃ったお料理も楽しみです。
2名以上での利用で、1名6000円(税・サ料込み)。
ホテル館内はひと言で言えばエレガント。
洗練されたコーディネートは、さすが塚田啓子さん(専務取締役)!!
ひと目見て「あ、塚田さんだ!」とわかるコーディネート。
それでいていつも進化し続けているのに感服します。
下の写真は館内の「ニューヨークラウンジ」。
アジアンテイストとニューヨークセンスが見事に融合したラグジュアリーな空間です。
アートワークも、ライトデザインも、調度品もなにもかもクール&エレガント。
そうそう。
ツカダ・ホールディングはストリングスホテルブランドで
これから、2018年に新宿に進出するほか、表参道、ハワイにも計画があるそうです。
ますます目が離せませんね。
この『ポエタロ』のワークショップがあるというので
増田社長のご厚意に甘えて参加させていただきました。報告します。
Amazonの評価、すごくいいですね。
「あれ、なんだか既視感!?」そう感じたあなたは鋭いです。
これは詳しく後述いたします。
まずはさておき、
ワークショップに参加してみて、私がこのカードをおすすめしたいポイント5つ。
1 眺めて楽しい。たたずまいがいい。
デナリさんの絵がとてもよいです。そしてそこにある詩文にハッとします。
引かずに、ただパタパタカードの詩文を読んでいるだけでもとても楽しい。
言葉の力を感じます。私が詩を書くせいなのか? いや、そうじゃないと思うな!
2 イメージがふくらませやすい。
これは「たたずまいがいい」からとも思いますが、
たたずまいに惹かれてこちらがカードの世界にすんなり入っていける分
カードのほうも潜在意識との電話線(後述)としてしっかり活躍してくれるように思いました。
ところで『ポエタロ』の47枚のカードは
源、生命、人間、道具、つながり、やすらぎ、変容、宇宙という
8つのジャンル(12星座の“エレメント”分割的なもの。ポエタロでは、各カードに示された言葉を“エレメント”としています)に分かれています。
これらの言葉を並べてみると
大いなるものから生まれ、肉体を得て、体験と経験を経て、やがてまた宇宙に還るまでの
魂の壮大な旅の物語、みたいなイメージがありませんか?
その物語が、引いたカードをリーディングする際に、サポートしてくれるように思います。
3 1枚引きに適している。つまり使いやすい!
私は非常に面倒臭がりで不器用なので、引き方もシンプルなのがいいです。
なので、1枚引きでメッセージがシンプルをキャッチできる『ポエタロ』は、
『日本の神様カード』(後述)同様に使いやすいです。
じっくりやりたい人は3枚引きもできるそうです。
本日のワークショップでは「カードの裏メッセージ」の存在を教えてもらいました。
シャッフルしたカードの一番下にあるカードは「裏メッセージ」なのだそうです。
1枚引きして意味がよくわからないときに使うといいとのこと。面白いですね。
4 やさしい
『日本の神様カード』が好きな人は好きだと思います。
言葉に思いやりがありますから。
なにか深いところからメッセージがあるならば(※後述)、
それは愛にあふれたやさしい言葉であるはずだと
いつも私は思っています。
5 マテリアルがいい
箱の厚さとコーティング、カードのコーティング(いずれもPP加工)、
しっかり質量があって、宝物カードの存在感です。
こういうことって、大事だと思うなぁ。
カードに描かれた女性は
「目に見えないものに形を与えたら、こんな女性なのかも」……そんな気持ちになります。
運命の女神と感じる人もいるかもしれないし、
自分に深く眠る「私」、そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。
以下思うままに。長文です。
そもそもオラクルカードってなに?
占い好きの女性が、1組は持っているんじゃないかと思われるのがオラクルカード。
タロットがその代表格だと、私は思っています。
※まどろっこしい言い方ですが「タロットはオラクルじゃない」とおっしゃっる方もおられますので。
「オラクル」をウィキで調べると、最初に「預言、神託、神の言葉」と出てきます。
昨今はIT用語として認識されている方もいるかもしれません。
要は、そのカードを使って、なにか大きなものからメッセージをもらうツールというのが
オラクルカードの役割です。
なにか大きなもの?
神様だったり、天使だったり、宇宙だったり、なにかこう、大きなものです。
私は、その大きなもの=自分の潜在意識だと思っています。あるいは集合無意識的なものかもしれません。どちらにせよ、自己と深くつながっているイメージです。
自分の潜在意識ですから、顕在意識(自分で意識できる範囲の意識のこと)にはのぼってこないけれど、
すでに、ほんとうは、自分は答えを知っている、ということになります。
もしくは集合無意識にアクセスして(潜在意識は集合無意識とつながっていると考えられています)…
だれでも潜在意識からのメッセージを簡単に読み解くことができればいいけれど
じつは広く目を向けると、メッセージはたくさん飛んでいるんですが(と、私は思います。これが「外応」)
私も含めて一般の人には、通常の状態で、そのメッセージなり神託なり、キャッチするのが難しいので
そのアンテナのためにオラクルカードを使うということになります。
オラクルカードは通常、イマジネーションが膨らむ、素敵なイラストがついています。
引いたとき、そのイラストや文言から、自分が受け取るイメージが非常に重要です。
※タロットなど、法則をもとに作られているものは、カードに描かれた意味だけでなく、
その法則を理解していることが欠かせないだろうと思われます。
ですから、たとえば未来について、カードは告げてはくれますが、
実際にはスピーカーやアンプ、電話線の役割を果たしているのであって
告げているのは、自分も気づいていない、自分も意識できないほど深いところの自分である
そのように理解しています。
そう。カードって、ツールなんです。だから、オラクルカードは楽しい。
潜在意識とか、集合無意識とか、もしかしたら宇宙と
つながる感覚を持てるから。
「ワタシウソツカナイ」。自分だもの。そりゃそうだよ。
ところで、私は前述した『日本の神様カード』(ヴィジョナリー・カンパニー刊)が大好きです。
子どもの頃から八百万の神々に親しんでいますので、神様のお名前見るだけで、もう気分が上がります。
年の初めには必ず三枚引いて、PDFにしてPCのいつでも見えるところに保存している徹底ぶりです。
タロットカードで「死神」とか「塔」とか出てくると、ヘコむ方も
多いと思うのですが(よくご存知な方はもちろん、そんなことはないと思いますけれど)
日本の神様カードは、どれをひいても神様だからとにかく元気が出ます。
解説書にはどの神社にお祀りされているとか、どんな神様だとかも書かれているので
神様と仲良くなれる気がするおまけ付きです。
その『日本の神様カード』を“知人”に勧められ、様々な不調を抱えたご自身が元気になったという経緯をお持ちで
「こんなに人を元気にするのがオラクルカードなら、自分も作りたい」と
一念発起して取り組まれたのが、
作詞家、詩人、最近では歌手としても活躍されていらっしゃる
『ポエタロ』の生みの親、覚和歌子(かくわかこ)さん。
もしもお名前を聞いてピンとこなくても
「『千と千尋の神隠し』の主題歌を書いた方!」と聞くと、
きっとぽーんと膝を叩かれるのではないでしょうか。
私の大好きなムーンライダースの「Bitter Rose」も作詞されています。
(ついでに、収録されたアルバム『P.W Babies Paperback』は、イラストレーターの福田利之さんのジャケットねっ!)
その、勧めた“知人”というが、大野舞さんこと、旅するイラストレーター・デナリさん。
大野舞さんは、『日本の神様カード』のイラストを描いた方なのです。
冒頭の“既視感”の理由がおわかりいただけたでしょうか。
大野舞さんのお母様が大野百合子先生。日本の神様カードの作者です。
大野先生の人を癒すことハンパないことはご存知の方も多いはず。
私も退行催眠で二度お世話になっています。
古いブログ記事で恐縮です(退行催眠ネタ。2011年1月)
そんなこんなで、カードを世に出そうと版元を探すも諸般の事情でまさかの苦戦。
そんな折り、運命的に巡り会った版元が地湧社さんだったそうですよ。
私も、最初聞いたときには「え、地湧社がオラクルカード!?」と、正直思いました。
ええ、私の書架にも『アウト・オン・ア・リム』があります(もちろんほかにも!)。
だからこそいっそう興味が募るというか。
逆説的にいうと、地湧社の出すオラクルカードなら、
きっちり“仕事”をするカードなのではないか。
つまり、使う人が幸せになったり、豊かになったり、そんな働きが想定されるのでは?
そんな期待感が満ち満ちます。
今回ワークショップに参加させていただいて
その直感は正しかったと感じました。
1時間半のワークショップは実践中心です。
2人ひと組のグループとなり、参加者全員共通テーマを2つ(2つ目のテーマは自分の好きにしても構いません)、
カードを引いてリーディングを行います。
「リーディング」という言葉はあまり用いず、あくまでイマジネーションの膨らませ方を体感しますから
カードなんて初めてだわという方にも平易だろうし、好感がもてました。
参加者が気後れせずにすむ配慮がありました。
すでに購入された読者から「難解だった」と意見が寄せられたカードの意味を
あらためておさらいしてくれるのも親切でした。
こうしたフィードバックはいいですね。
ちょっとした解説があると、その先自分で展開させていくことができますから。
今回参加者は女性だけでしたが、男性のユーザーが多いのもこのカードの特徴かもしれません。
オラクルカードにしては珍しいんじゃないでしょうか。
地湧社さんへの申し込みの1/3は男性なのだそうですよ。
後半30分は、覚和歌子さんのトーク&ミニライブ。
覚さんから、このカードを引いた方のスペシャルエピソードも教えてくださいました。
次のワークショップでネタバレだとまずいので
内容は実際に参加してのお楽しみです。
覚さんのおっしゃった
「私が作ったし、詩文を書きましたが、私ではないい何かに書かされた感じ」という言葉が
『ポエタロ』生誕の物語を言い得ていると思います。
そういう役割をするものってありますよね。
ですから私も、たくさんの方が『ポエタロ』を
「あっ、そうだったんだ!」みたいな、気づきのツールにされるといいなと思いました。
私も『日本の神様カード』と『ポエタロ』、二刀流でいこうかと考える今日この頃です。
覚和歌子さんの歌は
ご自身で詩を書かれるせいだと思いますが
歌詞の譜割りが素晴らしく、非常に言葉が立ってキラキラしています。
覚さんの透明感のあるやさしい声にのって、放たれた言葉が水のように浸みてくるんです。
だもんで、思いがけず、ちょっとうるっとしたりして。
思いがけず濃く、素晴らしい30分でした。体感時間は5分(←ずっと聴いていたかったな)。
ポエタロワークショップはこれからも開催される予定だそうです。
今後の予定も出るのではないでしょうか。
ワークショップは何度行っても楽しいように思います。
こちらがお世話になっている『日本の神様カード』。
ワークショップで、「2016年の下半期のテーマは?」で出てきた私のカード。
「渦」でした。うず、と読んでくださいよ!
もうひとつのテーマは、で、「私に言いたいことあります?」で出てきた私のカードは
「穴」でした。裏メッセージをご覧になるといいですよ、と伺ったので引いてみたら「火」。
とても元気をいただきました!
「渦」も「穴」も宇宙ジャンルのカードです。「火」は源ジャンル。
最後に。
ポエタロワークショップの司会進行役の田口桃さんが
とてもお若いのに(19歳だそうです)、非常ににこやかに進行されるのが素晴らしく
どんな訓練を積んだ方なんだ!? と思っていたら、田口ランディさんのお嬢さんでした。
なんだろう、このパイがきっちり揃った感じ。
計算が苦手な私は、編集者デビューしてから使いやすい電卓を購入しました。
打ち間違いが少なくなるように、そこそこの大きさのもの。
画像:Photock
編集の仕事を切り盛りしていくときに避けて通れないのが予算のこ
いついかなる時も、予算ありきで、その中で作っていく。
もしもあなたが、社内で、3ページの小企画を任されたとして、
まずはおどんな企画を、いつまでに、
このときに、これらと同じくらいに大切なのが予算です。
それをいくらで作ればいいのか。
編集の仕事のかなめは、実はお金を上手に回して、
予算がふんだんにあって、
少ない予算でどこまでできるかは、
そして、初めての担当って、だいたいは予算が少ないもの。
安く、楽しいページを作るチャンスです。
たとえば、リースして撮影小物を借りるとお金はかかるけど、
お気に入りのショップに「クレジットを入れる代わりに、
※ここで言うクレジットは、商品クレジットのこと。商品名、価格、販売店(連絡先)など
最近ではウェブを探すと、
※各社、クレジット明記、媒体不可など、規約が異なります。細心の注意を払って確認してください。
ここでのミスは、媒体、
もしも腕に覚えがあるなら(←ここ、大事!)、
予定していたクリエーターの代わりに、
自分がやってみて経費を浮かせてもいい(その分、
自分の仲間と思える、まだデビューしたてのスタッフと一緒に、
周りの人があっと驚くものを作りあげるもよし。
逆にベテランクリエーターさんに、こちらの熱意を伝えて口説き、
予算が少なくても引き受けてもらうには
この仕事がいかに楽しいかをアピールしなくちゃいけないし、
その人のメリットについても考える必要があります。
でも、たとえメリットがなくても、その人がものすごく人気者で、
「○○さんさえよければ、
相手の気持ちを動かすほどの熱意を、表してみるのです。
誌面の作り方がわかるようになって
企画もハズさず作れるようになって
校正だってしっかりできるようになって
いろんなことがどんどんできるようになるなかで
お金のことをマスターすることが、編集者の覚えるべき仕事のフィナーレなんじゃないかと思います。
これができるようになると巣立ちは早い……かな。
編集の仕事を進めていくときに避けて通れないのが予算のこと。
つまり編集経費です。
いついかなる時も、予算ありき。編集経費の中で作っていかなきゃなりません。
潤沢に予算があるときは、予算に合わせて、どーんと。
ないときはそれなりに。
といっても、「お金がないときは頭を使え」とは昔から言われることです。
編集経費の手始めに、ページ単価のことからお話ししましょう。
1ページをいくらでつくるかを「ページ単価」と言います。
デザイン、DTP、撮影、イラスト、スタイリング、ヘアメイク、
モデル、ライティング、謝礼、校正、編集、経費……全部あわせて、
1ページあたりいくらの制作費でつくるのか。
モデル撮影を行うグラビアページなら、ページ単価が10万円以上のこともあるし
スタッフが全部内作して、費用が発生するのはDTPの流し込み分くらいだけ
(流し込みもスタッフがやることもあるかもしれませんね)。
「ページ単価は5000円」みたいなページもあります(お便りページやコンテンツがこれに近い)。
雑誌1冊の場合だと、お金をかける企画、かけない企画があります。
※A4判型の平均的な単価が出せればいいですが、
版元(というか媒体かな)によって大きく違い、一概には言えません。
編集ページは、タイアップページ(広告ページ扱い)に比べて制作費は安いですが、
編集者の気持ちを存分に反映させられるのが魅力です。
雑誌ではなくムックの場合なら、ページ単価は立てず、グロス価格の提示が多いです。
「1冊200ページを500万円でやってちょうだい」みたいなほうが、発注する側も楽ですよね。
「よっしゃ、予算内でつくるぞー!」と、「500万予算だから490万円♪」なんて計算をしていたら
編プロは倒産です(もちろんフリーランスも)!
定常経費をみておかなくてはいけません。
くれぐれもお気を付けて。
※気分で進めているので「2」にすんなりとはいきそうにありません。
ごめんなさい~。
「Yahoo!ニュース」の
「年収240万円で子育てをしながら普通に暮らす方法。」(中嶋よしふみさん)という記事で
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakajimayoshifumi/20160114-00053396/
「宛名のない善意」という言葉に触れた。このブログが紹介されていた。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51018376.html
一日に何度WEB検索をかけるだろう。
そのたびごとに有用な知識を得ることができて、
初めてにもかかわらず金魚をちゃんと育てることができたり、
購入してみたら想像以上にデリケートだった植物の主張に対応することができたり、
冷蔵庫の残り物でささっとできる朝晩のメニューを考えられたり、
苦手なPC操作をフォローしてもらったり、スマホの不具合を救ってもらったり、
企画をつくるときの広がりを助けてもらったり、枚挙にいとまがない。
……、たとえば今「枚挙にいとまがない」を使ったところで
素の私は、「たとえを挙げてみれば枚挙にいとまがない」と書こうとして
「ん? 頭痛になっている気がする」と不安のアンテナが立ち
即座に「枚挙にいとまがない」を検索する。
weblioで
【数え上げるときりが無い、数えられないほど沢山ある、などの意味の表現。「枚挙」は「数え上げる」という意味。】という情報を入手する。
すると、
「仕事で企画をつくるときの広がりを助けてもらったり、数え上げればきりがない。」
のほうがしっくりくるな、なんていうことになる。
仕事で企画をつくるときの広がりを助けてもらったり、数え上げればきりがない。
うん、落ちついた気がする。
話を元に戻すと、
とにかくそんな企画立案・展開のサポートをWEBにしてもらうこともあれば
漢字の筆記や読みや英語の綴りの確認、自分の知識のデータ的裏付けをしてもらうこともある。
電話で話す傍らで、話の内容の裏をPCでサクサクとっちゃえるのもすごく便利だ。
こういうことを30年前にやろうとしたら、結構時間がかかったものだ。
機械オンチの私が今、普通にPC操作できるのも、WEB検索のおかげ。
WEBで情報をいただくときに
世界は(少なくとも私が触れるWEBの世界は)、なんと善意で満ちあふれているものなのか
と思う。豊かさを感じることができる。
個人の利益とはほぼ関係なしに
惜しげもなく知識と経験を公開してくださる方には頭が下がる。
「知らない」相手(検索でたどり着いたユーザー)に対して、非難もなく、
わざと誤った情報を流して困らせるようなこともなく、
有用情報を公開してくださってありがたいなーと思う。
まさに「宛名のない善意」に助けていただいているわけだ。
最近の私は、自分の直面した解決すべき問題については、まずWEBからヒントをもらう。
今の自分の困った状態を入力して、スペースを入れて「改善」と入力検索すると
なんらかのヒントが出てくる。
「金魚 沈む 改善」
「右足 しびれ 原因」
「桜 鉢植え 冬の手入れ」
「品川 桜 寺社 画像」 ⇒ 写真を見たいときは「画像」を入れる
「ワード データ消去 復元」
「アウトルック2007 iPhone 同期」
「お金をかけない 英語力アップ」
「◎○○◎ 著作権」
と、まあ、こんな感じ。
冷蔵庫の中の余り物をスペースを入れて入力し、スペースを入れて「簡単レシピ」で
私にもできそうなレシピがあらわれる。
カメラやコピー機の説明書が欲しいときも、WEBで検索すれば簡単に入手できる。
もしも出てこないときは、自分の入力の仕方が甘いと認識をあらためる。
近い言葉で入れ直してみるとほぼ必ずと言っていいほど、欲しい情報にヒットする。
そんなことからも、その、現在の自分の窮している問題について(健康状態や経済状態、PCの不具合、イベントごとで困っている時など、ざっくりオールマイティに)
窮している人は決してひとりではなく
少なくない人とが自分と同じことがらについて窮した経験を持っていることがわかる。
常に、そのことに対するなんらかの情報を得られるのがWEBの世界だ。
それらは「宛名のない善意」で成り立っているといってもいい。
宛名のない善意は、すべて、探した自分が享受することができる知の宝物だ。
もっとも、まったく異なる面も持つのもWEB特性だ。
アプローチのしかたひとつで「宛名のない悪意」に触れることもできるはずだから。
WEBを通じて攻撃された、傷を受けたと感じる人だっていらっしゃるかもしれない。
どこを見て、どう使うかによって、毒にも薬にもなる。
……って、なにかに似ているよなぁ。
すぐれた道具ってみなそうなのかもしれない。
しばらく続く大デジタル時代、編集者は検索上手になるのが仕事の早道。
企画にも校正にも執筆にも、大いに役立ててください。
検索しながら、検索そのものを洗練させていくことを頭の隅に置くといいと思います。
恩恵にあずかりたおしている自分も
「宛名のない善意」を差し出せるものでありたい、と、思いつつ……。
【ご注意】
※くれぐれも、コピペでそのまま情報を流用するなんていうことはしないように。
※とくに仕事で使ったり、SNSで情報を共有する場合には、
情報の信用性を確かめたり、情報元を確認したり、
二重三重に調べて情報そのものの精度を高めること。
情報に振り回されてはいけません。
5月のことだ。品川シーズンテラスへ開業以前に取材で伺ったとき
スタンディングオフィスワークのレイアウト提案があり、心惹かれた。
(今さら、ですかね。まあ、いい)
スタンディングワークスタイルは、座りっぱなしよりも健康にいいらしく
欧米ではずいぶん浸透しているという。
やったはいいけれど「やっぱり性にあわなかった」、なんてことを考えると
専用のデスクを買うのもためらわれるし、それなりに高価だし、
あまり広くないのも気になる……。
サイトでいろいろ調べてみると、小さなテーブルをのせるだけでも
簡易なものができるというじゃないか。まねしてみよう!
カギは肘の角度と、PCの画面の角度らしい。
肘はほぼ90度がもっとも負担が少なくて
PCは…たしか20度見下げるくらいだそうだ。
ここにフラストレーションがあると、移行のハードルが上がってしまう。
「やってみようかなー」と思いつくとすぐできるのは
小さな会社ならではだ。
うちから小さいテーブルとブロックを運んできて、デスクの上に置いたら、
高さバッチリのスタンディングデスクが完成した。
愉快なスタンディングデスク、プライス0円。
なかなかいい。
【メリット】
○首がラクになった(そもそものきっかけはこれ。衝撃の故障…詳細はまた今度)。
○集中しやすい(食後も、夕方の逢魔が時も眠くなりにくい)
○動きやすい(ピンポーン♪、「はーい」がやりやすい。「よっこらしょ」が消滅した)
○机の面積が広くなった(二段ベッド的に)。
○呑気性が改善した(想定外。夕方の腹部膨満感が圧倒的になくなった)
それもあって腹痛が減った。
○腹筋が少しついてきた。この分でウエスト絞るぞー。できる気がする。
○間食も減った。少食になった(「立って食べるのはお行儀悪い」というのが染みついて、食欲が減る。
間食以外も一回の食事量はやや少なくなってる)
○脚が疲れる(今まで上半身だけで動いていたので、「全身で働いてます」感が実にいい! )
○痩せた(1週間で1キロちょっと)
○座るよりも脚のむくみがマシ(むくむにはむくむ)
○なぜか普段が早歩きになるし、うちに帰ってからストレッチとかしちゃう。足が軽い!
○なんとなく前向きだ(アルマジロ姿勢にならないからかな)。姿勢の改善。
○家でも動きやすい(座って根っこが生えにくいというか)。
○夜、横になって5秒で眠れる。適度な疲労感。
【デメリット】
○立ち仕事に慣れていない人はかなりつらいかもしれない。
WEBでも「スタンディングワークはぜんぜん快適じゃなかった」人の体験談もあった。
はじめから無理は禁物と思ったものの、
性格上、途中で座ると移行できないんじゃないかと思い、私はいきなり通しでトライした。
初日から12時間とか14時間立ってるけど、できちゃったなぁ。
○最初は脚と腰がものすごく痛かった!
しかしおかげでほかの愁訴が全部飛んでしまう(これは素晴らしいと思った)。
日数が進むにつれ、痛みからただの疲労に変わる感じ。
若い頃、初めて書店で立ち仕事を経験したときは、足の裏やふくらはぎに
インドメタシン塗りたくってこなしていたけど、もはやそれほどでもない。
○座りつづけられなくなった。
こんなにすぐ退化するものなのか?
ものの2時間イスに座っているだけで、お尻がつらい!
○うちでは座ってやるので、その違いが少し微妙。
○周囲に驚かれる(これは3日で慣れてもらえる)
そもそもパターンを変えることに興味があるので、こういうことになっているのだが
まるで引越ししたみたいな気分転換だ。
目線の高さを変えるだけで、こうまでいろいろ変わるとは驚き。
大きな職場で働いている方は難しいでしょうけど
個人の方、小さな職場の方、いかがですか。なかなか楽しいですよ。
手作り感満載…。
校正も電話番号確認も構成案づくりも
ここでやっちゃうのさ。