猫非常事態宣言

2009年5月22日 (金)

Noraneko野良猫多すぎ 「猫非常事態宣言」 三重・尾鷲

行野浦漁港の近くのダイビングショップにも野良猫が集まる。店主は「おしっこのにおいがきついんです」=三重県尾鷲市行野浦、小泉写す

「猫非常事態宣言」が、三重県尾鷲市と紀北町に発令中だ。保健所に持ち込まれる野良猫の数は、人口比で全国平均の9倍。理由は「漁師町で海の近くには魚が多い」「エサをやる市民が多い」など諸説ある。見かねた県尾鷲保健福祉事務所が結核の流行時を模して異例の宣言をし、住民への啓発活動に乗り出している。
 両市町を管轄する同事務所が07年度に処分した猫は559匹で、人口72人につき1匹。全国の647人につき1匹、県の523人につき1匹を大きく上回る。
 同事務所の獣医師が、赴任早々の05年8月、一人暮らしの男性宅の猫約50匹を引き取った。猫が増えすぎて男性は別の場所に引っ越し、猫を放置していた。
 獣医師が「猫非常事態宣言」を提案。8月の発令後は、動物病院に去勢・避妊手術を促すポスターを張ったり、市の広報誌やケーブルテーブルで「えさをやらないで」と呼びかけたり、自治会役員に野良猫対策の講習会を開いたりするなど、啓発活動を始めたが、同年度の処分数は過去最多の726匹だった。
 同事務所によると、野良猫は年に2、3回妊娠し、1回の出産で4~8匹の子猫を産む。人口減で尾鷲市中心部でも空き家が増え、猫の「安全・安心度」が高まっているうえ、飼い猫を放し飼いする人が多いのも増える要因という。「市民の側に、エサをやることが、処分猫を増やすとの認識がない」と指摘する。
 同市の若林淑子さん(75)は「古くからネズミ駆除のために猫を飼う習慣があった」と話す。多くの家が軒先で魚を干し、猫が「拝借」することもある。今も朝の魚市場には猫が群がる。
 前市議の端無(はなし)徹也さん(36)は4年前、同市に引っ越してきた。猫があちこちにいる風景が絵になると思い、写真に収めるようになった。だが、処分数が多いと知り、市議会で去勢・避妊手術の助成充実を訴えてきた。
 市は単独予算で今年度、同手術補助に15万円の予算を計上している。補助額は雄2千円、雌4千円。紀北町に補助制度がない。
 宣言以降、処分数は減り、08年度は442匹。同事務所は「街に猫がいること自体は決して悪いことではない。いかに処分数を増やさないか、一人一人に考えてほしい」と話している。(小泉浩樹) /2009年5月20日(水) asahi.com



猫のおしっこのニオイは強烈。
正しくは雄猫のスプレーのニオイなのかもしれない。
通りを歩いていて、「ここは猫通り」っていうのがすぐわかる。

増えることが問題なのではなく、増えることで殺処分されるのが問題なのだ。
殺処分はとにかくつらい。もちろん三味線にされるのだってつらい。
すべての猫が平和に暮らせる世界がいいのだ。
猫だけじゃなくて、鳥も、犬も、木々も花も、みんなみんな平和に過ごせるのがいちばんなのだ。
……「イマジン」みたいだな。


そんなことを言っていると、だんだん自分の足元が危うくなってきて
方向感覚を失うんだよな。子どもときからそうだった。
自分がすべきこととできることとやりたいことと現実とが、
ないまぜになってきて……


で、なんもできないからって自暴自棄になるのはいけません。
まず、自分を肯定すること。そこからしか始まらない。
矛盾するようだけど。
そして感じた悔しさを忘れないことだ。大事なことなんだ、たぶん。

時効、どう思う?

2009年5月19日 (火)

時効見直しの意見募集 法務省、6月まで1カ月間

 殺人など重大犯罪の公訴時効見直し問題について、森法相は12日の閣議後会見で、「国民の意識の変化を踏まえる必要がある」として、見直しの当否などについて一般から意見を募集する考えを明らかにした。6月11日までの1カ月間、手紙、ファクス、電子メールで受け付ける。
 募集するのは(1)制度改正の必要性(2)廃止、延長など同省の中間報告で明らかにした4案への意見(3)対象犯罪の範囲(4)時効が進行中の未解決事件にも改正を適用すべきかなど。森法相は「多数意見で決定するわけではないが、参考にして検討を進めたい」と話した。中間報告の内容や意見募集の要領は法務省ホームページ(
http://www.moj.go.jp/)で。/2009年5月12日(火)


法相が「国民の一般的な意見を聞く」なんて、今まであまりなかったような気がする。
これもネット社会ならではの産物なのかしらん。

最近話題の「時効」。
子供心には「恨み辛みを抱いていいのは15年まで」と解釈していたのだが、
かなり違ってたんだな。

時効といえば話題になったのが、この春の判決。
2004年頃の事件で、時効を過ぎて、東京都・足立区で68歳の男が自首。
26年前に同じ職場の女性教員を殺害し、遺体を自宅の床下に埋めたというものだった。
男が自首した背景には、自宅が道路拡張の区画整理事業に直面し、逃げ切れなかったということがあった。
刑事裁判にはできないから、最終的には民事での訴訟として扱われ、
4255万円の賠償が最高裁で確定したのが、2009年の春のお話(最近ですね)。
原告が時効の撤廃を訴えたのは記憶に新しい。

時効の15年規定には、物証が揃わなくなるからという物理的な理由があったらしい(「恨み辛みは15年までね」というわけではなかったようで(^_^;))。
で、現代のDNA鑑定は、30年を経てもなお、99.8%程度の精密さでもって犯人を特定できるらしく、
「物証がない」ことにはならないらしい。
時を経て、いつ刑事事件として訴訟を起こしてもきちんと争える、ということだ。
もはや15年逃げたらセーフの時代じゃないですよ、とくに改訂されるべきは(4)では?
というわけ。


ご意見のある方は、ぜひ法相までどうぞ。

7億人の総選挙・インド

2009年5月14日 (木)

Tky200905110006カースト最底辺から首相をねらう「女帝」 

インド総選挙

←遊説会場で腕を組むマヤワティ氏。党内での権力は絶大だ=ラクノウ、武石写す

「インド4千年の歴史で初めてダリット(被差別民)の支配者が誕生するのか」。ある有力紙はこんな見出しで特集を組んだ。16日に開票されるインド総選挙で大衆社会党(BSP)のマヤワティ党首(53)が注目されている。選挙後の連立協議でもかぎを握りそうだ。
 「まるでピラミッドかタージマハルだ。学校や病院を建てた方がましな気はする」。炎天下で作業する石工の親方が言った。
 インド最大の人口を抱えるウッタルプラデシュ州の州都ラクノウで大がかりな工事が進む。高さ30メートルほどの石造りの丘を中心に、60頭の象のモニュメントや石柱が林立。2年後の完成を目指す。州首相のマヤワティ氏が都市開発予算の6割をつぎ込んだという。
 その名は「アンベードカル博士社会変革公園」。博士はマヤワティ氏と同じくカースト社会で最底辺のダリットながら、初代法相として憲法を起草した人物だ。公園はダリットの巡礼地と化し、訪問者は1日約600人。親子で訪れた小作農の女性(45)は「私は誇りを感じる。マヤワティはすごい」と感激する。
 建国の父ガンジーは、当時「不可触民」と呼ばれたダリットを敬愛の念を込めて「ハリジャン(神の子)」と名付け、差別根絶を目指した。しかしカーストはなくならず、「ハリジャン」は逆に差別用語として定着した。
 ニューデリー郊外のスラムで育ったマヤワティ氏が頭角を現したのは小学校教師だった77年。差別問題の集会で閣僚が「ハリジャン」を連発したのに対し、マヤワティ氏が激しく批判、注目された。
 その後、ダリット解放運動の指導者カンシ・ラムに師事してBSPを設立、89年総選挙で初当選。人口規模が大きい底辺層の支持を背景に95年同州首相となり、断続的に3期務めた。07年の州議会選ではBSPが過半数を獲得、現在4期目だ。
 独裁的な振る舞いで「女帝」と恐れられる一面もある。予告なく州政府機関を訪ね、責任者が無断で休んでいたり、対応に不手際があったりすると即刻更迭。汚職は身内でも容赦なく訴追。巨大事業に批判がある一方、「政府が機能するようになった」とも評価される。
 総選挙は、中央で連立与党を率いる国民会議派と野党インド人民党の2大政党を軸に争われている。新聞各紙は、BSPが現有議席からほぼ倍増の30議席前後を取ると予想。定数545の1割に満たないが、2大政党が過半数を取れない情勢では、BSPがどちらにつくかで首相が決まる可能性がある。2大政党以外の小政党が結集して政権をつくろうとの動きもあり、その場合マヤワティ氏は最有力の首相候補だ。
 4月末、全国遊説から州都に戻ったマヤワティ氏は約5千人を前に演説した。「独立から60年余り、ダリットの暮らしは向上しない。政権を取ろう。どんなに暑くても、どんなに大事な用事があっても、必ず投票に行きなさい」
 聴衆は一斉に答えた。「州政権の次はニューデリーだ」「我らが姉(マヤワティ)よ進め。我らはあなたとともに」(ラクノウ〈インド北部〉=武石英史郎)
     ◇
 〈インドの総選挙〉 下院545議席のうち、大統領が任命する2議席を除く543議席を小選挙区制で争う。治安確保のため投票日を複数回に分け、今回は4月16日から5月13日まで5回に分けて地域別に投票、同月16日に一斉に開票される。登録有権者数は約7億1400万人。

/2009年5月11日(月) asahi.com

インドがおもしろいことになっている。
ダリットからの首相が誕生するかもしれない。しかも女性で。


文章から察する、「女帝」と呼ぶにふさわしい風格。
「汚職は身内でも容赦なく訴追」なんていうところは、ふとP社の敏腕営業マンで、
現在は国内各地方のブライダル誌への記事配信を行っているN女史を彷彿とさせる。
ついでに腕組みしている写真も印象がダブる。
仕事に厳しく、いつも正しい感じがする。誰に対しても公平に正しい。ズルがない。
そんな清廉潔白な印象。
先週末はそんなN女史と朝まで神楽坂でカラオケだった。
カラオケもとことんパワフル。男前なこと、この上ない。
我らが姐よ、進め!


それにしても7億人の総選挙ってすごいな。
この国の底力を感じる。

シュプレヒコールに効果はあるか

2009年4月 7日 (火)

待機児童デモ:保育所拡充求め親子80人 東京・渋谷

20090406k0000m040022000p_size5_2ベビーカーを連ねてデモ行進する今春、保育所に入れなかった子どもと親たち=東京都渋谷区で2009年4月5日午前10時37分、小林努撮影

 今春、保育所に入れなかった「待機児童」の乳幼児をもつ親らが5日、保育所拡充などを求め東京・渋谷の繁華街をデモ行進した。参加したのは約80人で、約20台のベビーカーに乗った子供が注目を集めた。
 父親の育児を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」(安藤哲也代表理事)が主催。親たちは「保育の量と質を上げよ」「ダムや道路よりも保育園を」などと書いたプラカードを掲げ、待機児童解消を訴えた。子供たちは、おもちゃのガラガラなどを元気に鳴らしていた。
 2歳と0歳の2人が待機児童の埼玉県上尾市、会社員、吉田大樹さん(31)は「妻には好きな仕事をしてほしいが、保育所の空きがないため求職活動できない。次の子を産むのも難しい」と話した。景気低迷で働きに出る女性が増えている影響で、08年10月現在の待機児童は約4万人に上る。【中西拓司】/2009年4月6日(日) 毎日.jp

いつかのメーデーだったか、フォトグラファーのM氏と、
「デモとかシュプレヒコールっていうのは、前時代的抗議方法だよね」
なんて話をしたことがある。
今の世の中、そんな手法で世の中が改善されるなんて、幻想だ。
やってる人たちのうち、だれもそれが効果があるなんて思っていないんじゃないか。
非常に形骸的な抗議手段だったりして。



だが、しかし。
この画像を見て、「このデモは効力ある!」と思った。
なかなか斬新なんじゃないかな。力あるよなぁ。
困っているモノをリアルに見せることに意味があるのかな。
「ダムより保育所」「保育所の質と量」って、至極まっとう……。




2009年2月、待機児童のワースト1になっているのが仙台市だ。ワースト2が横浜市。
都道府県別のワースト1なら東京ね。

大阪の動向

2009年4月 3日 (金)

課長も抜擢、春の人事 異例の部長総入れ替え 橋本知事

 大阪府の橋下徹知事は1日、大規模な人事異動を発令する。「ひな壇部長」と呼ばれる九つの部長ポストをほとんど入れ替え、課長級を部長に抜擢(ばってき)する「公務員の常識ではあり得ない」(府幹部)という異例の人事だ。庁内には不満と不安が渦巻くが、橋下知事は「反発がなければ改革ではない」としている。
 「部長の総入れ替え。こんな異動は過去にない」。府幹部がそう漏らす今回の人事異動は「ひな壇部長」の入れ替えが最大の特徴だ。府議会の本会議場で議員たちと向き合い、橋下知事とともに2列の壇上に並ぶ九つの「ひな壇部長」ポストは、3人が中途退職、3人が外部派遣、3人が別の部の部長に替わる。
 2月下旬、知事室に呼ばれたある部長は橋下知事から「後進に道を譲っていただけませんか」と告げられた。定年の60歳までまだ数年。後任への不安もあり、「もう1年やらせてください」と頼んだが、聞き入れられなかった。
 庁内で波紋を広げたのが外部法人への派遣だ。府人事室は「現場重視の人事配置」と説明するが、派遣される部長の一人は「本庁から周辺への明らかな左遷」と肩を落とす。府幹部は「今回の人事は知事に意見した人が左遷させられている」と解説する。
 部長らは、橋下知事が庁内の反対論を抑えて補助金削減を進めた「大阪センチュリー交響楽団」や、橋下知事の特別顧問と府職員との間で意見対立があった関西空港の活性化策などの難題で、橋下知事と議論を戦わせた。部長の一人は「覚悟はしていた」。
 橋下知事は今年1月の幹部あてメールで「公務員組織の不文律を壊す」と宣言し、「いったんひな壇に上がった部長を落とします」と予告していた。ある幹部は「意見を言う古参の部長がうっとうしかったのだろう」と見る。
 「降格」とともに「公務員の常識からみたら異例」とささやかれているのが課長級職員の「飛び級昇任」(人事室)。出先機関の所長が2職級昇任し、ひな壇部長の一つに就く。府の「職員の任用に関する規則」では部長就任には2年間の次長級経験が必要と定めていたが、橋下知事は特例を定めて認めさせた。
 「庁内秩序が混乱する」との忠告もあったが、「職場に非常に活気があり、よく頑張っている」と評価したという。所長は橋下知事の選挙公約でもあった「校庭の芝生化」に熱心に取り組んできたことでも知られる。所長は「自分の熱い気持ちが伝わったのかな」と話す。
 「価値観の共有」を求めてきた橋下知事は1日の組織改正で「戦略本部会議」を新設。知事、副知事らが府政の基本方針を策定、数値目標を各部局に作らせ、達成度をチェックする。自分の考えを組織に浸透させ、目に見える実績を職員に求める体制だ。
 橋下知事は31日、本格的に取り組んだ人事について「庁内の価値観と僕の価値観の衝突はあったが、この組織の最終責任は僕が負う。だからこそ、自分が納得する権限の行使はさせてもらう」と報道陣に意気込みを語った。(尾崎文康、春日芳晃)/2009年4月1日(火) asahi.com

大阪在住の頃、横山ノックに投票した。
まさか彼が知事になるなんて、だれも思っていなかったと思う。
でもノックさん、がんばりやー、そんな思いの大阪人が圧倒的に多かったんじゃないかな。
横山ノック当選にいちばん驚いたのは、一票を入れた府民だったのではないかと振り返る。

橋本さんが立候補したとき、わたしはもう府民ではなかったけども
「なんでやねん」と思った。否定的だったけれども、彼は当選して、知事になった。
大阪だからということもあるけれども、なんとなく、大阪の動向(彼の動向)は、いつもなんとなく気になっている。
今までのどの知事よりも気になっている。

先日の府庁のお引っ越しは夢破れ、WTCは事実上の倒産。
橋本知事、あきらめるところはちゃんとあきらめてもいるんだな。

で、この人事だ。やるなぁ。強気だなぁ。
と思ったら、本日2日のニュースでは、府庁建て替えの国の決定に噛みついていた。
橋本知事の言っていることは正しいと思う。
そんな金があるのなら、正しく大阪のために使ってくれと思う。
もう府民じゃないけどさ。
大阪に行ってタクシーに乗って運転手さんと話していたら、やっぱりなんとかなんないかと思うもの。

校庭の芝生化はわりとどうでもいいけどな、わたしは。

新宿での護身

2009年4月 1日 (水)

催涙スプレー所持、最高裁で逆転無罪「正当な理由ある」
 
 催涙スプレーをポケットに隠し持っていたとして、軽犯罪法違反の罪に問われた東京都の男性会社員(28)に対する上告審判決が26日、最高裁第一小法廷(甲斐中辰夫裁判長)であった。判決は「スプレーは防御用で、隠し持っていた正当な理由がある」と認定。有罪とした一、二審を破棄し、無罪を言い渡した。
 男性は07年8月26日未明、米国製の護身用防犯スプレーを東京・新宿の路上で持っていたとして起訴された。一審・東京簡裁、二審・東京高裁はいずれも「隠し持つ正当な理由がない」と判断し、科料9千円を言い渡した。最高裁判決は、スプレーが比較的小型で、会社で経理を担当する男性が、多額の現金や有価証券を持ち運ぶために購入したことを指摘。路上で所持していた時も健康のためのサイクリング中だったとした。
 無罪は、5人の裁判官全員一致の意見。(中井大助)/2009年3月26日(木) asahi.com

 

「隠し持っていたとして」?
ということは路上の身体検査で引っかかったのか?


高円寺でも、身のまわりでときどきある。
警察官に路地裏に連れ込まれての身体検査。
で、実際に不法なものを所持していたりして、捕まっちゃうからタチが悪いのだが
路地裏に連れ込まれたときに
「な、なんの権利があって……なぜオレが???」と尋ねたら
「怪しそうだから」と言われて、身も蓋もなかったという知人の話。彼はセーフ。

不律もそんな経験があると言ってた。
不律のスゴイところは、不当な権利の横暴に対して、真っ向から警察に噛みつくところで、
警察官本人にクレームをつけた上で、
その場でその人の所属する所轄に「上司を出せ」的に電話をかけ、クレーム言っちゃうところがものすごいと思う。
わたしには絶対マネできない。
結果、警察のほうが平謝りしたそうだ。不律、カッコイイ……。

でですね。
新宿の路上は、催涙スプレー持って当然の治安の悪さというわけだ。
オイラの庭なんだが(^_^;)

スージィとフレッド

2009年4月 1日 (水)

都議介入『不当な支配』 性教育授業 七生養護学校訴訟 地裁が賠償命令

 東京都立七生(ななお)養護学校(日野市、現・七生特別支援学校)の元教師ら三十一人が、性教育の授業や教材を視察した都議から批判を受け、精神的苦痛を受けたなどとして、都議三人と都などに計約二千九百万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は十二日、都議の行為を「教育の不当な支配」と認定、都議三人と都に計二百十万円の支払いを命じた。 
 原告側の代理人弁護士によると、政治家が教育現場に介入し、「不当な支配」と認定した判決は、極めて異例だという。
 訴えられた都議は土屋敬之(民主)、田代博嗣、古賀俊昭(ともに自民)の三氏。
 同校は一九九〇年代後半に生徒の性的な問題行動が発覚したことから、性器のついた人形などの教材を使い、全校を挙げて性教育に取り組んでいた。
 判決で、矢尾渉裁判長は「都議は政治的な主義、信条に基づいて性教育に介入した。教育の自主性を阻害し、ゆがめる危険行為で、旧教育基本法上の『不当な支配』にあたる」と、原告側の主張を全面的に認めた。
 同行した都教育委員会職員についても「教員を保護する義務があったのに、都議が非難をするのに任せたのは違法」と指摘した。都教委は二〇〇三年九月、学習指導要領を踏まえない不適切な性教育をしたとして七生養護学校の教員十八人を厳重注意した。判決は「都教委は、教員に性教育の助言や指導をしないまま注意した。都教委の行為は裁量権の乱用」と認定した。
 都議の視察をめぐり産経新聞が同年七月五日付の紙面で「過激性教育」などと報じ、名誉を傷つけられたとして原告が訴えた訴訟は請求を棄却した。
 判決によると、都議らは〇三年七月、同校の性教育を視察した際に、教員に「こういう教材を使うのは、おかしいとは思わないのか」などと教員の人格を否定するような発言をした。
◆「違法性はない」3都議
 古賀俊昭、田代博嗣、土屋敬之の三都議は連名で「なんら違法性はないものと、確信している。私たちの視察と指摘によって、東京都の過激性教育が大きく改善された意義は大きい」とのコメントを出した。東京都の大原正行教育長は「原告の一部の主張が認められたのは、大変遺憾なこと。判決内容を確認して、対応を検討していく」とした。/東京新聞 TOKYO Web 2009年3月13日(金)


3年ほどこの裁判を追ってきた。
ちょっぴりだけど、カンパしたこともある。傍聴に行きたかったけど行けなかった。
勝訴になって本当によかった。
取材で“人間と性”教育研究所の高柳美知子所長にお話を伺ったことがあり、
そのときに所長から初めてこの裁判の話を知った。

「スージィとフレッド」というアメリカ製だかの性教育用の人形がある。
きちんとお洋服を着ているのだが、脱がせると、性器がついている(射精はできたかな? 忘れた)。
素朴な感じのする布製の人形でなかなか愛らしく、家族が揃っていて、
子どもたち、お父さん・お母さん、たしかおじいちゃん・おばあちゃんまでいて、
性の違いはもちろん、年齢と性徴についても学べるような、よくできたものだった。
七生養護学校では性教育にこれを使っていて、視察に訪れた都議から
「行き過ぎた性教育」として、これらの教材を取り上げられ、非難されたという話。
そこに産経新聞が絡んじゃって余計手に負えなくなるのだ。
「過激な性教育だ。しかも“自慰は恥ずかしいことじゃない”と教わった男子生徒が教室で自慰をして、“だって恥ずかしいことじゃないって教わった”と言ったの言わないの……」
というのが都議側の言い分。
馬鹿おっしゃい、と言いたくなる内容だった。
教室で自慰をした、そこからさらに修正したり教えたりするのが性教育なんじゃないのか?
思春期の子どもに、養護学校だから自慰や射精を教えないって、そりゃおかしい。
別に過激でもなんでもなくて、性って誰かに教わらないといけないことじゃないのか。
正しい知識を教わる権利も義務もあるんじゃないのか……という憤り。
とにもかくにも、七生養護学校側が勝訴でよかった。

“人間と性”教育研究所に絡んで、マイノリティの性についてのセミナーに出席したことがある。
同性愛はもちろん、身障者の性、老人の性についてのディスカッションがあった。
同性愛は、マイノリティというには周囲に多すぎて、わたしにとっては日常だ。
同じように、老人の性も早く日常になってほしいと願う。
老人の性を、ないがしろにされているのを見ると悲しくなる。
汚いもの呼ばわりされるとつらくなる。
90歳のスキンシップのなにが悪い。老いらくの恋のなにが悪い。
みんな今のまま歳をとるんだぞ、見た目だけが年とってるだけだぞと、声を大にして言いたくなる。
唐十郎は「少女とばばあは紙一重」と言ったっけ。

と、大きく話はそれたけども。
性教育って、大事だと思う。
ちなみにわたしは小学校4年生のとき、学校で友達から初めて性交について聞かされた。
正確には「まりちゃんは、おとうさんの○○をおかあさんの××に入れて生まれたんだよ」
と聞かされて、それはショックで、
うちに帰ってから母に、
「本当なの? わたしは、おとうさんの○○をおかあさんの××に入れて生まれたの?」と、半泣きで尋ねた。


母はきっぱり、「いいえ、あなたは違います」と言った。シビレルなぁ。


◎「あの日の保健室」吉村峰子さんのブログより

http://www.cafeblo.com/safrica/entry-f057de8b046b5b2ca8b5ff36e48da53c.html


◎東京地裁判決についての声明
http://www.news-pj.net/npj/pdf/2009/nanao-seimei_200903.pdf

民生委員ってどうかな

2009年3月23日 (月)

元民生委員の女に無期懲役求刑 名古屋・強盗殺人事件

 名古屋市北区で05年3月、一人暮らしの高島静子さん(当時83)が殺害された事件で、強盗殺人と窃盗などの罪に問われた元民生委員の江角一子被告(58)の公判が19日、名古屋地裁であった。検察側は「借金に困窮した被告が民生委員としての立場を悪用し、信頼を寄せている高齢者の命を奪った悪質な犯行だ」と述べ、無期懲役を求刑した。
 論告で検察側は、江角被告が事件当時、数百万円の借金を抱えていたと指摘し、「動機があるうえ、あらかじめ合鍵を作ったり、訪問記録を改ざんしたりするなど、犯人であると強く推認される」と主張した。
 江角被告側は強盗殺人罪について捜査段階から容疑を否認。06年1月に開かれた初公判でも「強盗殺人についてはすべて争う」と述べた。
 弁護側は初公判で、逮捕前の任意の取り調べが約320時間に及び、大声で怒鳴られるなど精神的苦痛を受けたなどと主張。「違法な取り調べが行われた。公訴権の乱用で、起訴は違法だ」として公訴棄却を申し立てていた。
 06年4月からは公判を中断し、争点整理のため計33回の期日間整理手続きを実施。公判期日は計65回にのぼった。/2009年3月19日(木) asahi.com

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あれ? 05年? つい最近の事件だと思っていた。
本当に民生委員がやったとしたらあんまりだし、
冤罪でもあんまりだし、どちらにしてもブルーな事件だ。
民生委員って、社会的なありようが微妙だと思うのだけど(「児童虐待について地域は気づかないのか」的なときにもいつも挙がってくるのが民生委員だ)
善意によって成り立っている役職でもある。
願わくば、立場の悪用でありませんように(そうすると冤罪なんだけど)。

わたしの母が九州で、もう20年近く民生委員をやっているので、活動の内容はだいたいわかっているつもり。
母は地域の活動が三度の飯より好きな人で、やれボランティアだ、料理の講師だ、朗読奉仕だ、民生委員だとやっている(どのくらいの活動と役職をやっているのか、娘のわたしも把握できない)。
で、民生委員なのである。
来年の1月に喜寿になろうという独居老人(母)が、先輩(?)独居老人のお世話なんかをするのである。
「百歳級のお年寄りからしたら、わたしなんてまだ青い」のだそうだ。若いつもりでわりといい気になっている。

つい先日のことだ。
母が、習慣にしている「様子伺い」に先輩独居老人(99歳)宅を訪ねたところ(こういうのも、民生委員のお仕事だ)、返事がない。
お留守かなと思って夕方出直したが、やっぱり返事がない。
母、イヤな予感がした。
日頃から「なんかあったときのために○○のカギは開けておくから、おかしいときは中村さん、入ってきてな」と言われていたのを思いだし、
おそるおそる、そこから家の中に入ってみると……台所が血の海で、そこに先輩ばあちゃんが倒れていた。
その場で腰を抜かした母は、それでもなんとか救急車を呼んで、警察にも行って、大騒ぎになった。
99歳の独居老人は、家の中で転倒し頭を打ち付けての出血&気絶だったらしく、
一命はとりとめたのでほっと胸をなで下ろした。
その晩遅くには隣町からお嬢さんも駆けつけて、ひと段落。
1週間もすると、先輩ご老人も意識が戻り、めでたしめでたしといきたいところだが、
1週間寝ていたせいで筋肉が萎えてしまい、歩けなくなってしまったそうだ。
お見舞いに伺ったとき、先輩ばあちゃんに「中村さん、もう歩けんようになったと」と言われて
「大丈夫よ、なんとかなるって」と笑い飛ばした母は、その夜かなり凹んでいた。
「警察の方にも『人命救助ですよ』と誉めていただいたけど、
あれはほんとうに人を助けたことになるのか、わたしが気がついたせいで、かえって酷なことをしてしまったんじゃないだろうか」と、母。
「まだやらなきゃいけないことがあるから、死なないんだよ。これから楽しいことがあるから大丈夫」と、電話の向こうの母の肩をぽんぽんする。

77歳の民生委員はどうですか、ともちょっと思う。
それから事件のことを考えて、「ん~」と思うのは、
借金があった状況はおいとくとして
1 合い鍵を作ることは充分ありえる(母の場合は「カギの開いている秘密の入口」を知っていた)
2 訪問記録の改ざん……うちの母だって、まともに記録をつけているとは思えない。そのへんけっこう適当に……「しょっちゅう行ってますけど、なにか?」的なんだよなぁ
以上の2つは、理由にも根拠にもなんにもならない、民生委員の日常的に。
なんてことを思っちゃうわけだ。

そもそも民生委員って、なに。
行政はパンピーに頼りすぎてると思いますよ。
高齢者のモチベーションあげて利用するなよ、と、少し歯がゆく思います。

ハーフ・シャドウ

2009年2月 7日 (土)

女性7人殺害事件、韓国に衝撃 死刑執行復活論も浮上
 【ソウル=箱田哲也】ソウル近郊で38歳の男が女性7人を殺害したとして逮捕された事件に、韓国社会が衝撃を受けている。メディアは連日、トップ級で報じ、死刑執行の復活論も浮上。一方で、容疑者と被害者の人権をめぐる熱い議論が広がっている。
 逮捕されたのはカン・ホスン容疑者。警察発表などによると、1月26日に逮捕。06年12月から2年間で20~52歳の女性計7人を殺害し、遺体を埋めるなどしたと供述した。
 カン容疑者は「05年10月に火事で4人目の妻を亡くした後、女性を見れば殺人の衝動に駆られ、自制できなくなった」と供述。「(2人の)息子が印税をもらえるよう犯行の過程を本にして出す」とも述べたという。4人目の妻には多額の保険金がかけられていたことも判明した。
 凶悪な事件に韓国社会は騒然となり、制度は残っているものの、97年12月以来執行されていない死刑を復活すべきだとの声が強まっている。
 韓国では国家人権委員会の勧告を受け、容疑者を連行する際、顔が分からないよう帽子とマスクを着けさせるとの規定を警察当局が作っているが、主要紙は一斉に独自入手したカン容疑者の顔写真を掲載。人権委のホームページには勧告廃止を求める書き込みが相次いでいるという。
 ストッキングにブーツ姿の女性が狙われたと伝えられたため、ジーンズやスニーカーに履き替える女性が増えているとの報道もある。カン容疑者の人権擁護を主張する会員制サイトがインターネット上で立ち上がると、非難する意見が殺到したという。/2009年2月6日(金) asahi.com


41dafj50tel__sl110_この記事を読みながら、ビートルズの「ウィズ・ザ・ビートルズ」のアルバムジャケットを思い出していた(左写真)。
「ハーフ・シャドウ」と親しまれているもので、

顔の片側からライトを当て、もう 半分は影のまま。
レコードのジャケットがアートとして認められるきっかけとなったジャケ写。
そういえば、今日は夜空にハーフムーン。

犯人がしたことを箇条書きで列挙したなら、それは極悪非道の忌むべき犯罪だ。
報道は義務感に駆られて(あるいは視聴率を狙って)、卑劣な悪を暴こうとアプローチする。
けれど多くの場合、その光は片側にしか当たらない。報道の意識する側のみに光を当てる。
そうしなければ、つくる「絵」はわかりにくい。
わかりにくければ人々に届かないから。
わかりやすく仕上がった絵を見て、
見聞した視聴者が犯人への嫌悪の感情をいっそう増幅させる。
いつの間に、犯罪への糾弾を超え、犯人への嫌悪のほうがずっと強くなる。
呼応して、報道はいっそう熱を帯びていく(ハーフ・シャドウのまま)。
さらに嫌悪の伝染速度が増していく。……決してお隣の国だけの話ではない。

最近の日本のネット炎上問題も少し似ている。
ある報道で情報を知った人が、一定の人物を「悪いヤツだ」と認識し、正義感に駆られて個人糾弾する。
安全な、匿名の、個人糾弾。
結果、ブログが炎上する。

共通するのは、市井の人々が、
ひとつの情報の描く絵を疑わず、悪いと言われる人を、安心して糾弾すること。
悪さを信じ込むことは危険だ。
「あいつが悪い」と悪を決めること・悪を疑わないことで、たやすく戦争が始まる。

池田小学校で児童を大量殺人した犯人・宅間は、自ら望んで、判決から過去最速で死刑になった。
信じられない残酷な犯罪に直面したときに
あってはならないこと、異分子だとはじき出すことで、我々はどこか安心する。
死刑執行で、問題の対象が抹殺されれば、にわかに恐怖を忘れる(当事者は別として)。
けれど本当に怖いのは、その「異分子」が、実際には我々のなかに普通に存在することだ(だって実際に事件は発生したんだから)。
「あるはずのない異分子」なのではなく、ただ、マイノリティなだけ。
つまり、その「異分子」を解析していくことこそ、本当の解決につながっていくのに
処罰と冠して殺しては、困ったマイノリティはこれから先も永久に解決されない。
現に、秋葉原の大量殺人は出現した。
ひとり現れたのなら、すでにその傾向はそのひとり以外にもかならず顕在する。我々のなかに。
それを防ぐためにはどうすればよかったのか、もっと科学的に考えなければいけないのに。

今、目の前にある報道は、ほとんどがハーフ・シャドウだ。
わたしたちはその前提を認識しなければいけないし、
報道・マスコミ側は、感情を扇動することに重きを置いてはいけない。
他者の語る「悪」を安易に信じることは、とても危険なことのように思える。
事実を見たのは、自分自身ではないのだから。

「派遣」には2種類ある

2009年2月 6日 (金)

「派遣切り」使わないで 派遣協会が報道機関に要望

 人材派遣会社でつくる社団法人「日本人材派遣協会」(東京)は20日、「派遣切り」という言葉を使わないように要請する文書を各報道機関に送った。「契約の中途解除を指すはずなのに、契約終了後に更新しないことも含めて使われている。『切る』という言葉自体のイメージもよくない」としている。
 厚生労働省は「派遣切りという言葉について定めたことはない」と話している。
 派遣協会は「派遣切り」について、「派遣元と派遣先の間での契約の中途解除」のことだと主張。契約が終わった後に更新しないのは派遣労働者の「雇い止め」であって「派遣切り」ではないとし、「報道で多く使われている用語は正確さを欠く」と訴えている。
 協会企画広報課は「最近の報道ぶりのせいで、派遣労働者から『誇りを持って働いているのに、派遣だというだけで同情される』という声が寄せられている」と話している。同協会は、業界全体の約1割とされる819社で構成される。/2009年1月20日(火) asahi.com


ちょっとタイムラグがあって恐縮だけど、昨日もランチ時に派遣問題の話になったので
ついでに挙げておこう。


たぶん、この記事を読んで「“派遣切り”とか問題になるけど、なんか違う。やっぱ“派遣”ってぜんぜん大変じゃないやん。むしろ感じ悪いやん」と感じる人は少なくないと思う。
でも、それはちょっと違う。

まず、今の「派遣」は大きく2種類に分けられることを理解したい。


1バブル期から続いている派遣社員
 正社員になって会社とつながってるのなんて、不自由でイヤ。それに手取りも少ないし。
 派遣で自由に働くほうがスマート と、自ら選んで派遣をやってる人たち
2製造業派遣従事者

 小泉政権時代に製造業派遣が認められるようになり、

 派遣という労働スタイルしか選べなかった製造業従事の人たち

「自分で選んだことなんだから、今さら苦しいとかしんどいとか言うのはおかしくないか?」
と言われちゃうのは「1」のほうだし
「1」の多くは今でも、紹介記事のように元気に働いている。
一方、ほんとうに救済を必要としているのは「2」のほうだ。
同情されるのはいやとか言う前に、「暮らしをなんとかしてよ」と言いたい人たち。

2つが混乱するから、なんだかへんな世論になっちゃってる。
「1」の人が元気な主張をすることで、「2」まで被害を被っちゃう。
ま、「1」からみると、「2」のせいでイヤな思いをしていることになる。
困ったもんだ。
でも「2」はね、大多数で本当に救済が必要になってきているんだけどな。
それも業種によるといえばそれまでだけど。
この区分を、もっとわかりやすく報道してくれたらいいのに。
問題は、製造業派遣なんだ。

大切なもの

2009年1月23日 (金)

「すべて捨てた」名前明かさなかった男に判決 放火の罪

 「すべてを捨てた」と法廷でも名前を明かさなかった、非現住建造物等放火の罪に問われた氏名不詳の男に対し、宮崎地裁は22日、懲役5年6カ月(求刑懲役6年)を言い渡した。高原正良裁判長が「あなたの理屈は社会では通用しない」と説諭すると、男は「申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
 判決によると、男は昨年8月13日午後7時半ごろ、同市堀川町の空き家に放火し、木造一部2階建ての住宅約80平方メートルを全焼させた。放火の約2時間後に宮崎北署に自首していた。
 男は逮捕直後から氏名や住所など身元が分かることは一切話さず、「宮崎北警察署留置番号203」と呼ばれてきた。初公判後に勾留(こうりゅう)場所が変わったため、「宮崎刑務所称呼番号810」とされた。
 男はこれまでの公判で、「自殺しようと思った時点ですべてを捨てた」と氏名を明かさない理由を語り、再犯の可能性も否定せずに「犯すかは状況次第でわからない」などと話してきた。
 高原裁判長は「自殺を図ろうとした犯行動機は自己中心的で身勝手。再犯に及ぶ可能性もある」と量刑理由を述べた。/209年1月23日(金) asahi.com


「自殺しようと思った」のがどの時点なのかが不明。
……字足らず、ですよね? 罪は、空き家への放火、ですよね?


それでも、徹底してなにか守りたいと思ったものがあったのではないだろうか。
そして彼の守りたいものは、おそらく男のことを忘れている。
そんな想像に駆り立てられるからこそ、この男が悪人には思えず
どこかせつない気持ちさえしてくる。
再犯の可能性を否定しないってか。
「なぁ、きみってそんなあまのじゃくやんなぁ」と笑ってあげたくなる。

宮崎刑務所称呼番号810。もしかしたら友達になっとったかもしらん、と思ったり。

黒猫のタンゴ

2009年1月11日 (日)

ペット治療ミス、賠償金高額化 裁判所「強い愛情」認定
 犬や猫などペットの医療過誤をめぐる訴訟で、敗訴した獣医師側が飼い主に支払う損害賠償が高額化している。昨秋言い渡された東京高裁の控訴審判決では、慰謝料が一審の倍額となる40万円になった。最近の判決では、ペットを家族同然にかわいがる飼い主の「愛情」を反映させた内容も多い。専門家は「訴訟に向けた飼い主の相談件数は年々増えている」と話す。
 「我が子同様に可愛がり、強い愛着を抱いていた」
 東京高裁で昨年9月にあった控訴審判決で大坪丘裁判長は、原告である神奈川県二宮町の主婦(45)の愛犬ミニチュアダックスフント「桃子」への思いをこう認定した。
 主婦は桃子が02年に診断ミスで適切な治療を受けられず死にかけたと訴え、判決は、約400万円の請求に対し、慰謝料や入院費など計約63万円の賠償を横浜市内の動物病院に命じた。桃子は07年1月に死んだ。
 判決は病院側の過失を指摘したうえで、主婦が設備の整った環境で治療するために自宅から離れた病院に通ったことも考慮、慰謝料を一審横浜地裁判決の20万円の倍となる40万円とした。主婦側によると、病院側は判決を不服として最高裁に上告した。病院側は「係争中で答えられない」としている。
 ペットの医療過誤訴訟は1970年前後から起こされている。68年5月には飼い犬の出産による死亡を巡る訴訟で、東京地裁が飼い主の財産的損害と精神的苦痛の慰謝料として、獣医師に5万円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。
 ペットは法律上は「物」扱い。ただ、近年はペットを家族同様にかわいがる人が増え、ペットの購入価格も上昇した。「飼い猫は家族の一員というべき存在」(02年3月の宇都宮地裁判決)「夫妻にとってかけがえのない存在になっていた」(04年5月の東京地裁判決)など飼い主の精神的苦痛を認定する判決も少なくなく、損害賠償は高額化。ここ数年は顕著で、数十万~数百万円に上る判決も出るようになった。人の医療過誤と同様に獣医師が死因鑑定をする訴訟もある。
 ペット訴訟を多く担当する渋谷寛弁護士によると、相談がほとんどなかった10年前と違い、今は年間10件以上の訴訟相談があるという。渋谷弁護士は「『番犬』というイメージは昔の話。飼い主の『愛情』と精神的苦痛の大きさを認める判決が増えているのは時代の流れからいえば当然だ」と話している。(長野佑介)/2009年1月11日(日) asahi.com


二親等が亡くなったときには1週間の公休が認められるのに、
最愛の猫が死んでも、小鳥が死んでも、ただの1日の公休も許されないのか、とは、よく不条理に思ったものだ。

事務所で飼ってたピー助(セキセイインコ)が死んだときは、事務所でお葬式したっけ。


死んでしまう場合だけじゃなくて、

猫が出産するときは会社休んで手伝いたいし(いや、実際は休んだ。飼い猫のタンゴが初産を控えたある日「今日は仕事に行くな、心細いから」というので、「ほんとうに今日産む?」と聞いたら、「もうすぐだから」と言うので、仮病を使って仕事を休んだ。3時間後にタンゴは仔猫を4匹出産した。
猫の産婆はよくやった、じつは。逆子だって大丈夫! 特技でもある)。
病気のときはそばにいてやりたいと思うし。
飼い主・ペットの関係を通り越して、一緒に暮らしている動物は、ときに人生のパートナーでもある。まさしく「かけがえのない存在」。

タンゴの話をもう少し(名前の通り、黒猫だった。中之島公園の側溝に捨てられていたのを、拾った友人からそのままもらった)。
わたしが仕事から帰ると、決まって彼女は迎えに来るのだが、
その日に限って「お迎え」がこない。
お出かけかなぁと思って部屋に入って灯りをつけたら、部屋の真ん中でタンゴがうずくまっていた。
「どうした?」と聞いても、なにも言わずに、うずくまっている。
これは一大事だと思って、すぐに動物病院に連れて行った。
すると「風邪ですねー」と言われて、薬を処方され、「?」と思いつつも、まあ見てもらったことだし、と家に帰ってきた。
ところが、帰宅してもタンゴは歩かずうずくまっている。
好物の猫缶を出しても微動だにしないのを見て、こちらが動転した。
ふたたび動物病院に電話。
「さっき見てもらったけど、風邪のワケがない。様子がほんとうにへんだから、もう一度連れて行くから、ちゃんと診てほしい」
ふたたび同じ動物病院で診察を受けた。今度は違う先生が慎重に診てくれた。
レントゲンを撮ったときに、驚くべき事実が発覚。
「肋骨が折れて肺に刺さっている。すぐに緊急手術だ」
交通事故なんかじゃなくて、おそらくバッドみたいなもので殴られたと思う、と先生。
黒猫であるばかりに、いじめられることも多かったのかもしれない(当時は外に出していたし)。泣けてきた。
とにもかくにも、本当の病名がわかって、しかるべき治療を受けて(しかしそのひと月前に避妊手術を受けていたタンゴは、2度連続して開腹手術を受けることになってしまった)、
入院二週間。
治療費は当時10万円くらいかかって、この高額ぶりにも泣けたのだが
会社の先輩が「タンゴのお見舞い」と言って、多額の治療費をカンパしてくださった。
あのときのありがたさは今も忘れない(マイミクのルーラさんだ)。
タンゴはその後13年生きて天寿を全うし、一昨年の春に逝った。

しかし、あの初回の誤診のまま放っておいたら、確実に死んでいたと思うとぞっとする。
あの病院は、ホームドクターだったけど、それも探しに探してようやく見つけた、信頼できる「いい動物病院」だった。
そういうところでも、治療ミスは起きるわけで。

それにしてもいい動物病院を探すのって、ほんとうに難しい。
助かる命も、病院の選択ひとつで助からなくなってしまったことが、何度かあった(二十代のときは、20匹以上の猫が、わたしの上を通りすぎた)。
治療ミスが死を招く(医療ミスとはいわないんだな)なんて、慰謝料ではすまされない。
でも、お金が、寂しい気持ちの足しになることだってあるかもしれない。理解できる。
最愛の人が死んで、生命保険がたんと下りたときの感じと変わらないかもね。

そんな「城」でいいのか

2009年1月 9日 (金)

大阪府庁WTC移転、橋下知事「怨念の城、替えたい」
大阪府の橋下徹知事は9日、大阪市の第三セクター所有の超高層ビル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁移転を推進する専従チームを発足させた。「今までの城主の怨念(おんねん)がこびりついている府庁から、城を替えさせてほしい」と担当職員を激励した。
 発足したのは庁舎移転構想推進チーム。職員11人がWTCビルの買い取り価格や防災機能の検討、庁舎移転を含めた都市構想をまとめる。
 橋下知事は大阪城をのぞむ府庁を「城」にたとえ、庁舎移転が職員の意識改革や経済対策につながると強調。「今年、国の形や行政のありようが大きく変わる。大阪の行政が変わったという象徴としてWTCへの城の移転を絶対に実現したい」と述べ、2月議会に向けて府議会を説得する考えを示した。
 府議会には「ここは豊臣秀吉の時代から大阪の政治・行政の中心地」と現在地からの移転に反発する声も根強い。(吉浜織恵) /2009年1月9日(金) asahi.com


今年のマイブームのひとつは、「江戸城の霊的守護と四神相応」について。
もともとは、四神相応の地に造った、桓武天皇の平安京の話がしびれるほど好きなのだ。
「四神相応の地」とは、方角にはそれぞれ霊的な獣が守るのがいちばん強い場所であるという、風水・陰陽思想に基づくもの。
土地は、東に「青龍」(川:平安京は鴨川)、西に「白虎」(道:平安京は山陰道・山陽道)、南に「朱雀」(池や沼地:平安京は巨椋池。今は埋め立てられている)、そして北に「玄武」(山:平安京は船岡山)が棲む場所に囲まれるのが理想とされる。
平安京は、この則に従って造られた都で、
さらに要所にすべて強力な社寺を置き、完全な霊的守護の結界のなかにある。
以来、みなさんもよくご存じのとおり、2000年もの間、京は栄え続けるわけですよ。今も!
※桓武天皇は闇の力に相当怯えていたとも見てとれる(一説には、桓武天皇は渡来人説もあり、これはかなり有力)。

で、家康は、この平安京を手本に江戸の都を造ったといわれ、中枢にあるのが江戸城になる。
彼も相当に霊的守護を意識しており、このへんの話は面白すぎるので
わたしの今年の課題でもある。東照大権現にふたたびお参りしなければ!

さて、9日の橋本知事の「城を移す」話を聞いて。
たしかにWTCは地代も安かろう。
南港は、再開発にはもってこいの地かもしれないけれど(いや開発したけど、「しきれていない」印象)、経済効率もよさそうだけど、
いみじくも「城」というからには、こんなに簡単に造ってしまっては先が思いやられると感じた。
守りを固める場所にならない、WTCは。
だからといって、現府庁舎がいいわけでも決してないけれども。
そして「怨念がこびりついている」には、同感も同情もするけども。

余談だが、母方の系譜を二代遡ると、「徳川」になる(明治時代。九州の徳川って、よくわからないけど)。
曾祖母は、お嫁入りで「徳川」から一般の苗字になるのが、とてもいやだったそうだ。
わたしはその曾祖母の「生まれ変わり」といわれて育った。
「おいちの方」と呼ばれていた曾祖母とは会ったこともないけれど、いつも身近に感じている人、今も。

「ワークシェア」「派遣規制」

2009年1月 8日 (木)

ワークシェア、労組側と協議へ 経団連会長

 日本経団連の御手洗冨士夫会長は8日、春闘を前に労使が労働条件のあり方などを議論する「労使フォーラム」の基調講演で、労働者の労働時間短縮による雇用確保に改めて言及し、「雇用対策で労働組合と話し合いたい」と呼びかけた。連合の高木剛会長は労使トップによる協議の場の設置を求めている。ワークシェアリングを含め雇用問題で共同歩調をとれるかが焦点となる。
 御手洗氏は、「緊急に時間外労働や所定労働時間を短くし、雇用を守ることを検討する企業が出てくるかも知れない」と語った。そのうえで「経団連としても今後、雇用対策について労働組合とも話し合いたい」と述べた。
 一方、高木氏はこれまでの会見などで、労使が別個に意見を主張するのではなく「雇用問題について連合と経団連で協議の場を持てないか」などと述べ、経団連に対し、トップ同士による話し合いの場をつくるよう求めている。ただ、連合内でもワークシェアリングについての意見はまとまっていない。
 御手洗氏が、労働側との話し合いに前向きな姿勢を示したことで、今後、協議機関などを設け、労使トップ主導で迅速な対応をとれるか注目される。
 ワークシェアリングを巡っては、雇用状況が悪化していた02年、経団連、連合に厚生労働省も加わった政労使三者が、普及促進へ合意した。その後、景気が好転したこともあり定着しなかった。(冨田佳志、諸麦美紀)
     ◇
 〈ワークシェアリング〉 労働者1人当たりの仕事を減らして雇用を分かち合う仕組み。景気悪化時に、労働時間を短縮することで雇用を確保する失業対策のほか、従業員の勤務形態の多様化へ向けて利用される場合もある。労働時間が減ることで賃金が下がるケースもある。1980年代にオランダで本格的に始まった。/2009年1月8日(木) asahi.com


もはや義務的に、派遣切りウォッチ。
本日の主な動きとしては、まず、労働者派遣法改正案が製造業への「派遣規制」と呼ばれるようになったこと。
それから、ワークシェアリングが「ワークシェア」と、より簡略化され、わかりやすく言われるようになったこと。
表層的な話ですみません。
でも、言葉の動きって、おもしろい。
案外、こういう言葉の響きや印象で、世論がかたちづくられたりするもんだ。
「派遣村」と同様の現象……。

で、8日の朝の発表では、製造業への派遣規制の方向で調整していくことに(もともと野党の多くは、以前の労働者派遣法改正に反対だった)、民主党が歩み寄り、
法案改正に向けて民主党、社会党、国民党の3党で、国へ共同提出する。
舛添案の派遣規制を推すかたちですな。
一方、首相は、早急な派遣規制には慎重。舛添さんはむろん派遣規制を唱えている(つまり閣内不一致)。
加えて、上記のような経団連の動きがある。

5角形くらいで「せーの」で綱引きすると、どうなるんだろう。

やはり目は離せないのであります。

ワークシェアリング

2009年1月 8日 (木)

雇用対策で就農相談会、現場には戸惑いも 福岡
 自動車産業を中心に派遣労働者の雇い止めが多数発生した福岡県で7日、人手不足が深刻な農業分野への再就職を失業者に促す取り組みが始まった。政府や与野党が議論を始めた「緑の雇用」政策を先取りする新たな施策と県は意気込むが、当の農業関係者からは「農業の基盤そのものが弱まっているのに、失業者の受け皿になるゆとりがあるのか」と戸惑いの声が上がる。
 福岡県飯塚市と田川市の地域農業改良普及センターで始まった就農相談会が、この取り組みだ。同様の相談会は県内にある残り九つのセンターでも13~15日に開くほか、10日には福岡市のアクロス福岡でも開催する。
 相談会は新規就農希望者向けに年2回開いてきたが、今回は再就職支援の趣旨を加えた。再就職相談者には面談のうえで、野菜作りや畜産など希望する農作業の種類などを記す「登録カード」を出してもらう。カードに記した内容に沿った募集があれば、該当者にすぐに連絡する計画だ。
 県後継人材育成室には問い合わせの電話が昨年末から相次いでいる。「アクロスでの10日の相談は、新規就農相談者が40~50人とすれば、倍以上が失業者の再就職の相談になるのでは」と納戸(のと)勝室長は手応えを感じている。
 育成室によると、90年に7万5164人いた農業従事者は、05年で6万1188人と減少。65歳以上の割合は90年の24%から05年の53%に急上昇し、数年後には深刻な担い手不足になると予想されている。一方、07年度の県内の新規就農者は168人。それだけに育成室は、今回の不況を「農業にとっては後継者難という危機を克服する好機」とみる。失業者の多くは農作業に縁が薄いとみて、チームで作業する農業法人への就職を想定している。
 だが、受け皿にと期待される農業法人側の受け止め方は複雑だ。
 経営者4人と従業員約40人で年間1200トンのシメジを栽培している福岡県大木町の農事組合法人「きのこの里」の水落重喜理事長は「確かに農家の人手は不足している」と話すが、一方で「高い給料は出せない。都会で年に500万円の所得を得ていた人が、200万円でもいいと言うだろうか」と疑問を示す。
 06年の県内の農家の年間所得は1世帯あたり507万3千円。うち農業で得られる所得は81万9千円だ。JA福岡中央会は「肥料や原油の高騰でコストがかかるなかで、再就職を希望する人を雇う余裕はないのでは」と指摘する。
 県では、相談会を通じて農業分野への再就職を希望する失業者がどれくらいいるのか把握したうえで、再就職を受け入れる法人への人件費の補助を予算化する考えだ。
 「まずは雇用してもらうが、補助が切れた後も雇ってほしい」と納戸室長は期待する。水落理事長は「きちんと受け入れられるように、農業自体の基盤が強くなるような政策が必要」と注文している。(明楽麻子、今村建二)/2009年1月7日(水) asahi.com


「このブログ、ニュースの引用が長すぎて、読むのがめんどうくさい」というお声もいただくのですが、しょうがないじゃん。
ニュース自体が長いんだから。
で、またもや「派遣切り」のお話。
このニュース、状況がコロコロ転じるので、ちょっと目が離せなくなってしまった。

7日の動きは、5日の労働派遣法改正案(舛添発言)をめぐって、今度は経団連のお偉方がクレームをつけるところから始まった。
「急に製造業に派遣禁止といわれても、困る。それでは生産工場がまた海外に移るだけだ」。
なるほど。小泉政権時代の労働派遣法ができたとき
海外にあった自動車工場なんかが、国内に戻ってきた。
福岡の苅田町なんかは、戻ってきた自動車工場で潤ったわけで(人口が増えるは、法人税入るは)。
法律が改正されると、町も困っちゃうわけで、そんな町はほかにもたくさんあるわけで、
工場が海外流出すると、失業率が増えるだけですよ というわけだ。
シビアですねぇ。

で、同じ福岡で、就農斡旋の話が飛び出したりしている。

経団連から出た対策は、法律改正でなく「ワークシェアリングがいんじゃないか」という話だった。
つまり、正社員の労働時間を減らして、その分を派遣にゆだねる。
両者による「いたみわけ」でいきませんか、という話。
そんな理想ができるのか? また机上の空論を、と思ったのだが
今日の世論はそのあたりで盛り上がって終わった。

正直、経団連から「ワークシェアリング」という言葉が出るとは思わなかった。
正社員たちがそんないたみわけに簡単に応じるわけもないだろうとも思った。
できるもんなら、そりゃそれがいちばんいいに決まってる。
でも、みんな自分の稼ぎが大事だと思っちゃうんじゃないのか?

もともと、「ワークシェアリング」は、派遣切りが社会問題化し始めた頃に
ユニオンによって提唱されたことだったんだ。

ユニオンと経団連のトップの言うことが同じ!
そのへんがたいへん興味深く、明日も見守っちゃう。

にしても、きのこ農家の稼ぎの想像以上にシビアなこと。
きのこ、大好きなんだけど。ほんとうに好きなんだけど。ありがたくいただいているんだけど。
つい「ごめんなさい」とすら言いたくなるような金額に、唖然。

素敵な発言

2009年1月 7日 (水)

製造業派遣解禁「止められず申し訳ない」 広島労働局長

  厚生労働省広島労働局の落合淳一局長は6日、広島市で開かれた連合広島の旗開きで、製造業への労働者派遣が解禁されることになった03年の労働者派遣法改正をめぐって「申し訳なかった」と発言した。
 落合局長は来賓あいさつで「制度を作ったのはだれか、といわれると、内心忸怩(じくじ)たる思いがある。(厚生労働)大臣が見直しに言及しているので、私がここで言ってもクビにならないと思う」と前置きし、「私はもともと問題がある制度だと思っている。しかし、市場原理主義が全面的に出たあの時期に、労働行政のだれか一人でも、職を辞して止めることができなかったか、ということには、私は小輩、軽輩であるが、謝りたいと思っている」と述べた。
 さらに「派遣労働者は同じ職場の仲間と認識すべきだ。(雇用を)中途解除してはいけない。中途解除と期間満了とは異なる、と声を大にして指導したい」と語り、解雇された派遣労働者の住居確保などについて連合広島にも協力を求めた。
 落合局長は朝日新聞記者の取材に対し、法改正当時は(厚労省の)賃金時間課長で改正には関与していないと話した。発言の意図について「大臣に代わって大言壮語しようとは思わないが、今日の(派遣労働者の解雇や住宅問題の)一因が役所にあると、役所の誰かが認めなければいけないと思った」と説明した。/2009年1月6日(火) asahi.com


昨日「とほほ」と思ったら、今日こんな素敵な方がいらっしゃったので、ピックアップ。
分をわきまえ、なおかつ実直な印象。

だれかを非難せず(だれかを非難するのは簡単だ。今の政治家はそんなことばかりなので、閉口する。子どもがマネするぞ)、
しかし悪いものは悪いと認め、自分自身責任についても言及できること(正義感)、
なおかつ、発言の立場をわきまえていること(状況を見られる。空気が読める)。
以上3点で、ハナマルな発言。

こういう人と仕事をしたら楽しいだろうな。