クラウンデンス症候群

2016年3月 3日 (木)

WEBで調べてもデータが探せず困ったので
自分の場合を残しておきます。誰かのお役に立ちますように。
発病して10ヵ月経ち、今はずいぶん元気ですからご心配なく!

20156月のこと。
「なんだか寝違えちゃったみたい」
首の違和感を感じて、仕事中にストレッチを繰り返す日が2、3日続いた。
その“寝違い”は治らず、50歳の誕生日の前日、激痛とともに上半身がみるみる動かなくなっていった。
首が痛い、頭が痛い、後頭部が激痛。左耳が痛い。だんだん聞こえなくなってくる。唾を飲み込むのも痛い。

19時ごろ、「体調が悪いので早引きします」といって早退したものの、
駅に向かう徒歩5分の道のりを歩くのに30分かかった。

 一晩寝て休養して、明日に備える予定だったのだが、帰宅した時点でそんな悠長なことを言っておれない状態になったので
夫に付き添ってもらいそのまま救急病院へ。
到着したら車いすに乗せてもらい診察室に入った。

じつはここ半年くらい、いつもの頭痛(ほぼ前頭葉)とぜんぜん違うところが時折痛むのに気づいていた。
後頭部に鋭い痛みが走ることがたまにあったが、多くは瞬間に通り過ぎた。
だから今回のは「きっと脳かな。脳って、ダメージを受けた場所がきれいに画像にあらわれるものかしら」とぼんやり思っていた。

医師に、動作のひとつひとつ(できるかできないか)、感じるのか感じないのか、しゃべれるのか、しゃべれないのかを確認されるのだが
痛みでだんだん気が遠のいていく。
「痛みでできないのか、その動作そのものができないのか、大事なことなんだ!!」と先生に叱られようとも、力が入らない、もう無理…。

CTに連れていかれたときに、「これじゃ見つかりっこない」と思っていた。
MRIじゃないとむりっぽい気がする。
それにしても、CTの検査を受けながら、技師に「横向いて」「うつぶせて」と言われるのだが、
体がもうまったく動かせない。悔しくて涙が出た。

診察室に戻ると、医師に「クラウンデンス症候群でしょう」と告げられた。知らない名前だ。
頸椎1番・2番、すなわち環椎・軸椎のトラブルで、これらが石灰化を引き起こし、炎症を起こしていること。
CTだかレントゲンの写真を見ると、説明されたとおり、軸椎の歯突起の上に、クラウンが被さっていた。
またの名を「環軸関節偽痛風」。
頸椎にはほかにも骨棘(こっしょう)も多くあり様々に炎症を起こしていることなどの説明を受けた。
(後日肩の筋肉中にも石灰化したもの(骨棘?)が天の川状に散らばっていることが判明)
そういえば夫も、肩先で石灰化したヤツが神経にいたずらして、苦しんでいたことがあったっけ。
彼の場合は石灰化した部分を粉砕したら嘘のように治った。

「この痛みを治すには?」と医師に尋ねたら
「場所が場所だけに、石灰化した異変を粉砕することはできない。
痛み止めの点滴をしたあとでロキソニンを出します」と医師
言われた瞬間に私がにらんだのを感じたのか即座に
「いえ、ロキソニンといっても、クラウンデンツ症候群の場合は、炎症を止める作用があるんです。
ただの痛み止めとして使うわけではありません」とエクスキューズが入った。

点滴の効果もあるだろうけど、処方されたロキソニンもよく効いて
とにもかくにも翌、50歳の誕生日の朝、起きあがることができて
頸椎固定装具(首輪みたいなやつ)をつけて出社することができた。前日のことを思えば奇跡! 不思議な感覚だった。
「健康がテーマの50歳かもしらん」と思った。

 

それにしても想定外の病気になっちゃうもんだ。それも突然に。
どうやら高齢の女性に多く見られるらしい。……もしかして、もう高齢者の仲間入り!?
いろいろ調べて、「歯突起の周りに、ピロリン酸カルシウムがたまって起きる」という
クラウンデンス症候群のメカニズムはわかっても
なぜピロちゃんが溜まるのかはよくわからないらしい。
とはいえ、以前と同じ事をしていて、またなってしまえば元も子もないので
わからないなりに、なにか改善しなければ……ということで、改善したのが以下5つ。

1 イスに座っての仕事をやめ、完全スタンディングに変えた

2 夜眠るときの枕をものすごく薄いものにした(2㎝くらいの低反発、腕用枕を頭に代用) 
  出張時などは、タオルを4つ折りにして使用。バスタオルは厚すぎてだめ。

3 うつぶせ寝を改めた(極力しないように心がけている。それまではうつぶせ寝だった)

4 夜、横を向く方向を変えた(左向きに寝ていたのを、右向きに。痛みがあったのが左側だったので)

5 校正紙は壁に貼って読むことがある(下向き続きを避けるため)

できるだけ、筋肉のこわばりをとろうと思うんだけど、なかなか難しい。
NG姿勢は、腹ばいと俯せ。

元気なときから、首を曲げるのは痛いので苦手だったけど、今はそれが顕著になった感じ。
もともと弱かった部分に症状が起きるとうことなんだろうか。
なにかあれば、また報告します。

へんな寝違え感が発作の前兆だから、前兆が出た瞬間にロキソニンで押さえつけていたら
ほぼ半年たって、様子がおかしくて不安になるのは月に一度くらいに減ってきた。
よしよし。
肉体的な疲れが溜まると前兆がくるので、関係がありそうと、言えなくもない(超仮定)。

同じ姿勢をとり続けて負担をかけないようにすれば、
大丈夫、うまくつきあえるのではないかと思っている。
ただ、ロキソニンは飲み過ぎたらダメ。恐くてつい飲みたくなるけど
「ロキソニン」「副作用」を検索したら、きっとげんなりすると思う。
薬に頼らない努力をしていきたい。

WEB検索してもクラウンデンス症候群(偽痛風)のデータはわずかだったので私のベースを少し残しておきます。
早くちゃんと治療や対策ができるようになるといいなぁ。
・小学生から肩こりのひどい子ども。
・肩こりが高じて、十代の後半は肩に画鋲が入っているような鋭い痛みあり。
  ⇒今にして思えば、あれはすでに骨棘が散らばっていたせいなのか(あくまで想像)。
・二十代前半で、肩の痛み・凝りの感覚が麻痺
・首の骨を鳴らすのが大好きで、しょっちゅうやっていた(ここ15年くらいはしなくなっていたが、バキバキはダメだったんだろうなぁ。「首を鳴らすと脳波がゼロになってよ!」という都市伝説があったが、違うな。骨が摩耗しちゃうんだ、きっと)
・二十代後半、足のしびれで受診し、頸椎・腰椎の異常で麻痺が起きていると医師に指摘され、
 治療の「けん引」で気分が悪くなり、治療から脱落。
 以降、指圧、整体、マッサージ、カイロ、鍼灸ほか、さまざまな治療を試して、今はTDEのエネルギーワークに落ち着く。
・関係あるのかないのか、右足首だけが腫れ上がるのが続いていた(結局これは足首のガングリオンだった)。
 偶然併発なのか? 
 右足首はまったくまわらなくなっていたけど。

何が関係していて、関係していないのか、まったくわかんないなー。

コメント

"クラウンデンス症候群"へのコメントはまだありません。

この記事へのコメントは終了しました。