出西窯 切立小皿

2015年5月16日 (土)

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あめ色といえば、ほかにあるうちのあめ色ちゃんがこちら。
出西窯の三.五寸皿で、ほぼ毎日ヘビーローテーションで使っている。
出西窯(しゅっさいがま)は、出雲への取材の帰り道に
フォトグラファーのなおちゃんの提案で寄り道したのだ。
出西窯には6連房の大きな登り窯があって
ちょうど運良く、伺ったのは年3~4回行われる窯焚きの日で、
作業の様子を拝見させていただけた。

出西窯がどんなに素晴らしいかは今度書く。
私は赤絵に反応する傾向があるけれど
それ以上に、あめ色の器には反応するようだ。

たまらない気持ちになる。
記憶をたどると、子どもの頃、うちに1枚だけあったあめ色のパン皿。
洋食器だったと思うが(今から思えば北欧あたりの)、
いただきものだかノベルティだかで、仲間はずれみたいに1枚だけあった。

たぶん洋食器だったと思う。
その色の美しさ、出自不明の気高さといったら!

いっしょに買ったのが青の切立小皿。

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この青の、深い海のような美しさ。それから縁のフォルム。
とても使いやすいお気に入りだ。

ペアで買ったのをひとつ割ってしまったので、ひとつだけになったけれど
お味噌汁の味見をするとき、そしてお玉置きに、ほぼ毎日使っている。
お手塩として使うのにも、切立小皿は主張があってとても好き。
同じものにもう一度出会えたら、すぐ購入してペアにしてあげたい。
出西窯だからこそ、それも夢ではないことがうれしい。

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買ったときから、青の切立小皿には、ちょっぴり焼きムラがあった。
時間が経って、なんだかいい感じになっている。
あばたもえくぼだろうか。

出西窯には、銘がない。

.五寸皿  出西窯 http://www.shussai.jp/

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