それが事実であるがゆえに、ニュースは最高におもしろい。
そこからドラマを読み取るのは、あなたなのかもしれません。
子どもの頃、親の目を盗んでしばしば177に電話した。
天気予報をとてもおもしろく感じたからだが
母に知れると「電話代が上がる!」と叱られた。
中学の理科の授業で天気について学んだときはうれしかった。
自分で天気を書き込んでいくのの、なんと楽しいこと!
NHK第2ラジオで夜、全国の天気を読みあげるのを書き取るのも好きだった。
アナウンサーが抑揚のない声で読み上げる各地の天気や気温、風速を
記号でシャカシャカ書きあげていくやつだ。
好きな割にはあまりきれいには仕上げられなかったんだけど、いつも。
ひとり暮らしが始まるとしょっちゅう117に電話した。
仕組みが知りたかった。
週間天気予報にもときどきかけるようになった。
もう少し大人になると、仕事で、職場から電話するようになった。
予報の出ていない先の仕事も、なんとなく予測をつけて対策するようになった。
最近、とてもうれしいのは、スマホでいつも天気が見られること。
一日に何度見ていることやら。
撮影がらみだと晴れて欲しいけれど
ふだんは晴れるとうれしいとか、雨だと残念とか、そんな話でもない。
訪れる天気、変わりゆく天気が、ただただおもしろい。
変わり続けるので心惹かれるのかもしれない。天気は時の流れにも似ている。
現実的には、気温の予測を頭に入れて、翌日の体感をイメージする。
予報通りなら、予報の精緻に感動するし、はずれると理由を想像したりして。
気象庁だけじゃなく、ウェザーニュースという選択肢もできて、差を眺めるのも楽しい。
今の家に引っ越してきてから、氏神さん(高円寺氷川神社)への
月曜日の参拝とおついたち詣りは欠かさない。
境内には、「日本で唯一」と書いてある気象神社がある。
お祀りしているのは八意思金神(やごころおもいかねのみこと)。
天の岩戸開きで活躍なさる知恵の神様で、こちらではお天気の神様でもある。
いつもお参りさせていただくことだし
今年はお札をいただいて家の神棚にもお祀りすることにした。
なんといっても、天気予報が大好きですから。
すーっと未来と過去とがつながった気がした。
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