『エターナル・サンシャイン』と『ハイ・フィデリティ』

2015年1月 2日 (金)

元旦には大好きな映画をDVDで2本観た。極楽。
『エターナル・サンシャイン』と『ハイ・フィデリティ』。

『エターナル・サンシャイン』https://amzn.to/2XTYnGw は5年ぶりくらい。
自分のとらえ方が変わっていて面白かった。
表層的な記憶が消去されたあとでなにが残るのか、潜在意識にはなにがあるのか、
潜在意識は顕在意識にどんなふうに働きかけるのか、

そんな視点で物語を見ていた。
また、たましいの課題について。
スピリチュアルの世界ではよく、人はみな克服すべき課題をもっていると聞く。
克服しない限り、課題は手を変え品を変え、姿を変えて、何度だって立ちはだかる。
課題は、生まれる前にセットして人はこの世に下りてくるというふうに読んだこともある。
だから何度も似たようなことでつまずく(克服しない限り)。
そんなことを思いながら観た。

森田健さんの『ワンネス』のラストシーンを彷彿とさせた(ぜんぜん違うんだけど、潜在意識の働きという点に於いては似たものがある)。
主人公のジュエルと恋人のクレメンタインは、きっと同じところでまたつまずく。
そのまま離れてしまえば、「無間地獄」を繰り返すことになるはずだ。
潜在意識が働くから、そうはならない。そんな壮大なハッピーエンドを味わいながら観た。


『ハイ・フィデリティ』 https://amzn.to/2UPNBiG  は
グレイトな音キチくん(=ロックバカ)の映画で、他人事とは思えない。
そういう意味で、私の中でのカテゴリーは『アイデン&ティティ』と同じかも。
私でも知ってるロック名曲洪水みたいで、たいへん心地いいです。
女の子にフラれたあとで、主人公のボブがボスの「RIVER」を聴いている回想シーンなんて指さして爆笑しちゃう(個人的に!)。
台詞がいちいち立っていてすごく刺さるのもいい。
「人の評価なんて、善悪とか金があるなし、仕事がどうのこうのじゃなくて、
ただその人の趣味がいいかどうかだけだ」みたいな台詞にもなんだかグッときちゃう。
だいたい、我が失恋のベスト5なんて、バッカみたいなんだけど、
そういうことをやっている、世間的には「アホ」と見下されちゃうかもしれない
センチメンタルで音楽の趣味のいい男の子が私は大好きなんだわ、と再確認しちゃう。

フィナーレの「レッツ・ゲット・イン・オン」(ジャック・ブラックのカヴァーで)はキターっ!という感じ.
『アメリカン・グラフティ』のエンディングに、ビーチ・ボーイズの「オール・サマー・ロング」イントロがキタときみたいな!ローラが動いてはじめて物語が進み始めるところにも注目だ。心したい。
ニック・ホーンビィの原作もすごくいいんだよなぁ。
決めました。今年はニック・ホーンビィ、漁ってみよう!

 

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