それが事実であるがゆえに、ニュースは最高におもしろい。
そこからドラマを読み取るのは、あなたなのかもしれません。
ツバメの姿を見たとちらほら聞こえてくる。
ツバメといえば思い出すのが、幼稚園で習った5月の歌。
もう40年以上も前のこと。
ツバメにのって 飛んで飛んであそぼ
五月の大空を 飛んで飛んであそぼ
はい スイスイスイ はい スイスイスイ
──「つばめ」──
そのひと月前の4月。
初めて幼稚園で習った歌は、アネモネの歌だった。キンダーブックだったのかな。
副読本のはじめの見開きに出ていた。
アネモネ駅から汽車ぽっぽ
サクラソウのなか走ってく
ポポポポポポポポ シュー ポポポー
──「花のお国の汽車ぽっぽ」──
残念だった気持ちが鮮明に蘇る。
幼稚園で初めて……1年保育だったから5才でこの歌を習ってこの歌を習ったときのこと。
音階が中途半端な気がしたのと、歌詞が中途半端なのと、短すぎるのと。
「子どもだからってナメとんなよ!」と、思った。
(その頃、ママさんコーラスについていって、「ドナドナ」を初めて聞いて号泣してたし、「みんなの歌」だって好きだし、幼稚園で習った歌が食い足りなかったんだと思う)
それでも5月の「つばめ」はのびやかな感じが好きだったのだが
6月に至っては……
ぶーらんこケムシが1・2・3
藤棚の下で1・2・3
かーぜに吹かれて1・2・3
──「ぶらんこ毛虫」──
_| ̄|○ なんだか切なかったなぁ。
「童謡」にも届かないような、短い短い歌の数々……。完結すればええっちゅうもんやない。
6月で月のお歌の記憶が途絶えるのは、7月からは猛烈なはしかにかかって、
夏休みも始まるしで、3日くらいしか登園できなかったから。
病んでいるとき、枕元の「家庭の医学」を眺めるのが大好きだった。
意味なんてわからなくても、見ているだけで、ワクワク。
鏡の前で乳がんを自己検診する女性とか、
「性」のページの2羽のインコちゃん(イメージカット)とか、
モノクロ写真だったけど、眺めているの、好きだったなぁ。
ツバメにのって、そんな記憶がぶわぶわとあぶり出される季節。
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