「さくら」の語源と「櫻」の字源

2013年3月23日 (土)

桜の語源を調べるといくつか出てきます。
ホント、インターネットって便利。大きく分けるとこんな感じかな。

1 木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)のサクヤがサクラに転化したもの。ロマンチックです。
2 咲く+ら(「ら」は接尾語) の転化。
3 咲く+うら(麗)の転化説。美しく咲く、という意味。
4 「サ神」ともいわれる田の神様が宿っていることを指したもの(クラは「座」と考えられ、神様の座、依り代 的に考えられるということです)。


個人的には「4」にたいへん肩入れしています(全体で見ればマイノリティみたいだけど)。
サ神さん、萌え~です。
そして、明日あたりは、サの神さまについてちゃんと書いてみよう。

さて、桜は、旧漢字では「櫻」と書きます。
大昔、貝は財産を指したそうですから
 ※中国では、貝殻をお金がわりにしていた時代がありましたから、
  財産をあらわす漢字に「貝」がつくものが多いです。
  ただ日本では「貝をお金がわりに……」という資料はみあたりません。
  古代中国でお金がわりにした宝貝(子安貝)が、日本では装飾品になっていたようです。
その貝がふたつもついて(財産度、高い! つまり稲作と深く関係するのか!?)、
しかも女がついているし、やはり木花咲耶姫命と深く関わるのか……
なんて期待(?)が高まりますが、
「櫻」だって中国生まれの漢字ですからそれはありません。残念。

手元の『漢語林』で「櫻」を調べると、
──音符「嬰」(オウ)は、首飾りをめぐらすの意。首飾りのような実をつける、ゆすらうめの意味を表す──と出てきます。
ちなみに「ゆすらうめ」って、日本に入ってきたのは江戸中期らしいです。


白川静先生ならさらに恐ろしいことをおっしゃるでしょうかね。

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2012年の熊野での桜。

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