それが事実であるがゆえに、ニュースは最高におもしろい。
そこからドラマを読み取るのは、あなたなのかもしれません。
セミの音に残る「戦禍」 隅田公園、なぜか一種類のみ
64年前の東京大空襲で焼け野原となった東京都墨田区の隅田公園には、セミのなかではアブラゼミ1種類しか繁殖していないことが、東京大総合研究博物館の協力研究員(78)の5年にわたる調査で分かった…/2009年8月13日(木) asahi.com
この記事を読む前日のこと。
ベランダのオリーブの鉢に水遣りしながら、
もしもわたしがセミの幼虫だとして、この鉢の中に住んでいたとしたら、どんな気分だろう……
そんなことを考えていた。
雨が降ったらどんなだろう。
大雨だったらどんなだろう。
どんな気持ちがするんだろう。わりと普通のことなのかしら。
いやだと感じるのか、冷たくて気持ちいいのか、木の根っこはやさしいのか、そんなこと。
ところで、大阪に比べると東京は、ミンミンゼミの声が多いと感じる。
大阪はアブラゼミとクマゼミばかり。
ジージーとチッチッばかりが目立っているように思う。
そういえば先日、高円寺で「カナカナカナ……」というヒグラシの声を聞いたときは、ちょっと感動した。
こんな街なかにいるんだ、と思って。晩夏の声。
終戦記念日だった。
「あの日はセミがやかましく鳴いていたのよ。暑かった。
悔しくて悔しくて、“日本が負けた、日本が負けた”って、ひとりで泣きながら林の中を走ったんだよ」
それは、当時六歳だか七歳の、母の話。
「欲しがりません、勝つまでは」。それはおりこうな軍国少女だったんだよな。
64回目の終戦記念日。
どうか今の平和が長らく続きますように。
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コメント
人間は、なんだかんだとストレスを感じて生きているけれど、
屋根の下で暮らし、毎日布団の中で眠り、
きれいな水をはったお風呂に入れる。そして一日三回食事ができる。
それだけでも、本当はとても幸せな、ありがたいこと。
食べるものに困らなくて、屋根の下で暮らせて良かったね、
なんて、うちに猫を見てよく思うけれど、
他人事(猫ごと?)じゃなく、自分の境遇もまんざら悪くはないじゃんてね。
実際はそれだけじゃ満足できない、欲深い人間ですが(^^;
先日、伊佐津川をウォーキングしていたら、
セミが鳴いていました。
今年はなかなか梅雨が明けなかったから、
セミの声に気づかいた頃には、そろそろ秋の気配ですが、
セミの声を聞くと、妙に懐かしい気持ちになれるのは、
なぜなんでしょうね。
近年、旅先の山道で疲れた時に見つけたでんでん虫とか黒トンボ、
咲き終わったパンジーを片付ける時に飛び出してきたアゲハ蝶や、
のこのこ歩いてるてんとう虫を見つけると、
妙に元気をもらえたりします。
蝉時雨を聞きながら、読みました。
素敵な蝉時雨。
読み終えたら、静かになりました。
なんて
終戦という悲劇の終結とまた、始まりの8月。
私の母は十歳になったばかりで、8月は、語り尽くせない程の苦しく、悲しい引き揚げの始まりだったと…
この記事のアブラゼミのように、母はそれを私に語り継いで、ペンをとることをしようとしていた時に旅立ってしまった。私が代わりに語り継がなくてはいけないのだけれど、いったい?どうやって?ペンを持てば良いのでしょうか?
文才のない私が何度も何度も聞かされた母の戦中・戦後をどう書けばよいのかしら?
蝉のように、夏が来る度に悩みます。
★ぶーさん
伊佐津の「ウォーキング」なのね。
散歩とかじゃないのね。
ハイカラだ~。
舞鶴の蝉時雨が思い出せません。
舞鶴公園はすごかったはずなのにな。
★みんとてぃさん
お話伺ったら、書いて残しておきたくなる気持ち、
とてもよくわかります。
わたしもたぶんそうだと思います。
ダイジョ~ブ!!
みんとてぃさんにはキーボードがあるじゃないですか!
ペンじゃナッシング。
もう、がんがん打っちゃってください。
お母様も、みなさんも、絶対喜びます(*^_^*)
その才能、書かなきゃもったいないですよっ~!!
フィットネスクラブのお盆休みが長かったので、
ウォーキングしたの。一日だけ(笑)。
子供の頃はあれだけ聞こえた蝉時雨。
確かに、あれほどの蝉時雨は聞こえなくなったね。
それだけ蝉が減ったのか、
それとも、年齢とともに、
蝉時雨にも気づかないくらい心が汚れてしまったのか(^^;
小さな虫、かすかな虫の音にも、
いつまでも気づける心でありたい
もんです。
公園は・・・きれいに整備されて、
立派な門ができてから、つまらなく
なったな。
まりちゃんは公園が好きだったね。
★ぶー
はい。好きでした。大好きだった!
死んだら公園の精になる、ぜったいに。
でもって、恋人たちを見守っていようと、マジメに思っていました(*^_^*)
まりちゃんが公園で眠っちゃった時は、どうしようかと思ったよ。
確か、置き去りにして帰った気がするけど(笑)。
気になって戻ったら、心配するほどじゃなかったみたいだったのを
覚えてる(^_^)
伊佐津川や、舞鶴公園は、子供の頃からよく遊んでたけど、
未来の”公園の精”のせいか、
まりちゃんの記憶が一番強烈だ。
あ!「鮮明」という言葉にしとこ(^^;