走れ、メロス!?

2009年7月 1日 (水)

札幌の殺人事件、容疑の元組員逮捕 予告通り2日後出頭
/2009年7月1日(水) asahi.com

血なまぐさい事件は、あまり挙げないようにしているのだけど
妙に残った事件だったので、記しておく。

二日間に、その容疑者がなにをしたのかが、気になってならない。

病気のおかあさんを、養老院に入れる手配をしたとか、
別れた恋人に会いに行って、「あのときホントは別れたくはなかった」と行ったとか、
離婚した妻にくっついて出て行ってしまった娘にひと目会いに行ってキスをしたとか、
どうしても片付けなければならない仕事上の案件をひと段落させたとか、
こっそり思いを寄せていた病気がちの彼女に、自分の全預金を手渡したとか、
とか
とか
とか
どこまでも想像が広がって止まらないのだ。


いや、人を殺したこと自体、罪以外のなにものでもないけれど、
「走れメロス」的に、二日間という約束を守って自ら修羅場に舞い戻るあたりが
彼が善人であるような想像力を駆り立てるのだろうか。

いや。人を殺しちゃだめですけど。さらにユスリだって、絶対に許されませんけど。

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