それが事実であるがゆえに、ニュースは最高におもしろい。
そこからドラマを読み取るのは、あなたなのかもしれません。
時効見直しの意見募集 法務省、6月まで1カ月間
/2009年5月12日(火)
法相が「国民の一般的な意見を聞く」なんて、今まであまりなかったような気がする。
これもネット社会ならではの産物なのかしらん。
最近話題の「時効」。
子供心には「恨み辛みを抱いていいのは15年まで」と解釈していたのだが、
かなり違ってたんだな。
時効といえば話題になったのが、この春の判決。
2004年頃の事件で、時効を過ぎて、東京都・足立区で68歳の男が自首。
26年前に同じ職場の女性教員を殺害し、遺体を自宅の床下に埋めたというものだった。
男が自首した背景には、自宅が道路拡張の区画整理事業に直面し、逃げ切れなかったということがあった。
刑事裁判にはできないから、最終的には民事での訴訟として扱われ、
4255万円の賠償が最高裁で確定したのが、2009年の春のお話(最近ですね)。
原告が時効の撤廃を訴えたのは記憶に新しい。
時効の15年規定には、物証が揃わなくなるからという物理的な理由があったらしい(「恨み辛みは15年までね」というわけではなかったようで(^_^;))。
で、現代のDNA鑑定は、30年を経てもなお、99.8%程度の精密さでもって犯人を特定できるらしく、
「物証がない」ことにはならないらしい。
時を経て、いつ刑事事件として訴訟を起こしてもきちんと争える、ということだ。
もはや15年逃げたらセーフの時代じゃないですよ、とくに改訂されるべきは(4)では?
というわけ。
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