それが事実であるがゆえに、ニュースは最高におもしろい。
そこからドラマを読み取るのは、あなたなのかもしれません。
大阪府庁WTC移転、橋下知事「怨念の城、替えたい」
大阪府の橋下徹知事は9日、大阪市の第三セクター所有の超高層ビル…/2009年1月9日(金) asahi.com
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今年のマイブームのひとつは、「江戸城の霊的守護と四神相応」について。
もともとは、四神相応の地に造った、桓武天皇の平安京の話がしびれるほど好きなのだ。
「四神相応の地」とは、方角にはそれぞれ霊的な獣が守るのがいちばん強い場所であるという、風水・陰陽思想に基づくもの。
土地は、東に「青龍」(川:平安京は鴨川)、西に「白虎」(道:平安京は山陰道・山陽道)、南に「朱雀」(池や沼地:平安京は巨椋池。今は埋め立てられている)、そして北に「玄武」(山:平安京は船岡山)が棲む場所に囲まれるのが理想とされる。
平安京は、この則に従って造られた都で、
さらに要所にすべて強力な社寺を置き、完全な霊的守護の結界のなかにある。
以来、みなさんもよくご存じのとおり、2000年もの間、京は栄え続けるわけですよ。今も!
※桓武天皇は闇の力に相当怯えていたとも見てとれる(一説には、桓武天皇は渡来人説もあり、これはかなり有力)。
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で、家康は、この平安京を手本に江戸の都を造ったといわれ、中枢にあるのが江戸城になる。
彼も相当に霊的守護を意識しており、このへんの話は面白すぎるので
わたしの今年の課題でもある。東照大権現にふたたびお参りしなければ!
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さて、9日の橋本知事の「城を移す」話を聞いて。
たしかにWTCは地代も安かろう。
南港は、再開発にはもってこいの地かもしれないけれど(いや開発したけど、「しきれていない」印象)、経済効率もよさそうだけど、
「城」というからには、こんなに簡単に造ってしまっては先が思いやられると感じた。
守りを固める場所にならない、WTCは。
だからといって、現府庁舎がいいわけでも決してないけれども。
そして「怨念がこびりついている」には、同感も同情もするけども。
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