それが事実であるがゆえに、ニュースは最高におもしろい。
そこからドラマを読み取るのは、あなたなのかもしれません。
定年退職を迎えた山梨県警の警察犬アトムが…。犬目線の記事が素敵だったのよ…
「ランラン、お星様に」がなければ、ニュース好きにならなかったかもしれないな。
/朝日iモード2008年3月22日(土)
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ふと、1979年、上野動物園のランランが死んだときのことを思い出した。
その日の朝刊、朝日は一面の見出しに「ランラン、お星様に」と書いてあった。
朝から悲しかったけど、学校へ行くと、他紙は「上野動物園のパンダ死亡」とか「ランラン死亡」だったと知り
子ども心に「朝日新聞てすごい~」と思ったのだ。
新聞は、各紙違いがあるのだということを納得した一瞬だった。
この記憶があるから、わたしにとって朝日は、いつまでも特別な新聞であり続ける。
たとえ少々「あざとく」ても、さらに若干「常套手段」かもしれなくても、
こんな記事を読んじゃうと、
「アトム、ありがとう。おつかれさま!」と笑顔になるのだ。
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↓で、こちらはアトムみたいに退職することができず、殉職してしまったわんこたち。
ちょうど昨日、慰霊祭が行われていた
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「お彼岸に犯罪捜査貢献の警察犬供養」
[2008年3月20日19時55分]/nikkansports.com
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警察犬じゃないけれど。
街頭で出会った災害救助犬にどうにも惹かれて、取材に行ったことがある。
トレーニングを見学させてもらったり、瓦礫の山にわたしが隠れ、わんこたちに探し出してもらったり。
こちらが自発的に瓦礫に隠れるものの、次第に心細くなり、わんこに見つけてもらったときにほんとうにうれしかった。
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人のために一所懸命働いて、ときには命を落とす犬たち。
彼らは人間のことが大好きだ。本能そのままならコワイところ、どんなに足場が悪くても
怖じ気づかずに行くものね。
そこに人がいるから。人を助けるために。
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いいとか、悪いとか、簡単に言えないよ。
ただ、人のしあわせな暮らしを、彼らの努力が支えることがあるということを、
ずっと覚えていたい。
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あらためて、アトム、ありがとう。おつかれさま!
あとはゆるりと楽しく暮らしてください。